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Channel: 奈良の名所・古跡
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細川家住宅・森家住宅

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 奈良の町屋の典型として重要な建築です 撮影日;2011.11.27

 細川商店は「和ロウソク」の製造販売を行っていました
 文化・文政年間(1804〜30)の祈祷札が残されている19世紀初頭の町家です
 昭和45年3月に県の有形文化財に指定されています

 表構えは、出入口を揚戸(あげど)、その両脇の上半を蔀戸(しとみど)、下半を揚げみせ(ぱったり床机)とし、北側の落棟部には太格子をいれています
 全般に保存は良好で、建具まで残るのは珍しく、座敷廻りの意匠も優れています

 北隣に森家住宅が有ります
森家住宅 
 もとは細川家の隠居所であったと伝えられています
 平成16年3月に奈良市指定文化財に選定されました

 形式・手法から、明治20年代(1887〜96)頃の建築とみられます
 平成23年の半解体修理工事で、丸太格子や通り土間が復原されるなど、ほぼ建築当初の姿がよみがえりました
 正面の丸太格子は奈良の町家にみられる特色のひとつで、「奈良格子」とも呼ばれます 

細川家住宅説明板 森家住宅説明板
★所在地;奈良市南城戸町62
★交通;近鉄奈良駅下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;タダです
★公開;3月21日〜6月26日の土日祝、9月23日〜11月27日の土日祝
★開館時間;11:00〜16:00
★問合せ;0742-34-5369(奈良市 教育総務部 文化財課)


ドント垣内4号墳

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 田圃の畦にポツンとかわいらしい墳丘が残っています 撮影日;2011.12.11

 現状は径6mほどの円墳?です
 高さ約2mの墳丘が残っています
 四周が後世の削平を受けているため、墳丘を区画するような遺構が確認されず、墳形は不明です
 墳丘は、現状のまま保存されるため調査はされていません

ドント垣内4号墳石材 ドント垣内5号墳付近

 すぐ西側にドント垣内5号墳・6号墳・7号墳が有ります
 (いずれも発掘調査後に埋め戻されています)

 5号墳は最古の全面張り石古墳として知られます

 墳丘には一辺50cmほどの石がびっしりと張られており、削り出した斜面も同じように化粧されていました
 墳丘全体を石で覆った三段構造のピラミッドのような外観だったようです
 一辺が13.5mの上段南側にテラス状の下段が取り付き、下段は東西16.5m、南北2.5〜3m

 南に開口する片袖式の横穴式石室が有り、全長はおよそ7m
 玄室の天井石が抜き取られていますが、入口部に閉塞石が残っていました
 崩落の危険があるため、石室内は調査されていないそうです

 7号墳は5号墳の南東隅にある横穴式石室です
 須恵器・耳環・銭貨・鉄釘などが出土しました

 6号墳はその北側に有った小石室です 

★所在地;御所市伏見547
★交通;近鉄御所駅より バスで「伏見」下車 徒歩3分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;


参考;ドント垣内古墳群

菟田野不動塚1・2号墳

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 落書きがあるのがちょっと残念です 撮影日;2011.11.15

 1号墳は、全長50mの前方後円墳と推定されています
 後円径約21m・高約4m、前方幅約20m・長約27m・高約4.5m

不動塚1号墳玄室内部 南側に自然石を用いた右片袖式の横穴式石室が開口しています
 玄室長4.09m、高2.88m・幅2.21m、羨道長3.61m・高0.71m・幅1.48m
 巨石は使われていず奥壁側壁とも乱石積みですが見事な玄室です
 開口部は広くありませんが、玄室内は比較的広く、手前に落とし穴のように花崗岩(榛原石)の箱型石棺(長2.03m・高さ50cm・幅82cm)が有ります
 (奥壁にいくつも落書きがされています)

不動塚1号墳石室 不動塚1号墳墳丘

 2号墳はすぐ東側にあり、径12m 高3.5mの円墳です
 
不動塚2号墳開口部 

 1号墳と同様に南側に開口していますが、墳頂部が陥没しており、石室内には入れません
 横穴式石室で、組合わせ箱式石棺が確認されているようです

不動塚2号墳石室 不動塚2号墳頂くぼみ

 更に東側に3号墳(径12mの円墳)があるようです
 古墳は丘陵上に有り、たどり着くにはかなり足場が悪いです   

★所在地;宇陀市菟田野稲戸
★交通;近鉄榛原駅より バスで「古市場地蔵の辻」下車 徒歩25分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;見学自由
★問合せ;


鶯の滝

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 江戸時代から名所として知られていました 撮影日;2011.11.27 

 水の落ちる音が鶯(うぐいす)の鳴く音に似ているというのでこの名がついたそうです

 特別天然記念物・世界遺産である春日山原始林
 佐保川の源流に有ります

 高さ8mほどの小規模な滝です
 水量も比較的有ります
 「やまとの水」にも選定されています

 数年前まで「うぐいす亭」という休憩所があったそうです
 すぐ近くに興福寺別院歓喜天が有ります(現在、堂宇は有りません)

★所在地;奈良市川上町(花山)
★交通;春日大社の駐車場より 徒歩で1時間半ほど
 若草山山頂駐車場より 徒歩で25分ほど(車で10分弱)
★駐車場;有ります(無料)(奈良奥山ドライブウェイの通行料が要ります)
★入場料;見学自由
★問合せ;

弁天古墳群(御所)

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 3基の古墳で形成されています 撮影日;2011.12.11

 ≪弁天塚古墳≫
弁天社 弁天塚古墳
 墳丘上は神社の祠が祀られています(弁天社
 径15mの円墳で横穴式石室があったようです
 墳丘側面に石材が露出?とされていますが、落ち葉で分からず

 ≪弁天西古墳≫
弁天西古墳 葺き石
 名前の通り弁天社(弁天塚古墳)の西側にある大きな円墳です
 径20mで二段築造されています
 横穴式石室があったようですが、未開口です
 葺き石と思われる10cmほどの石がたくさん散らばっています
 南側に方形の造り出しが確認できます

 ≪弁天南古墳≫(墓穴古墳)
弁天南古墳石室内 墓穴古墳
 弁天社のすぐ南側の小さな墓地に石室が開口しています
 天井石が持ち去られて、開口しているようです
 南に開口する横穴式石室だったようです
 墳丘はほとんどありません

★所在地;御所市林
★交通;近鉄御所駅より バスで「五百家」下車 徒歩7分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

篭田塚古墳

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 墳丘全体が笹薮で覆われていました 撮影日;2011.12.11

 径22mの円墳です
 東側に横穴式石室が開口しているようです
 巨大な石材を用いた巨石墳のようで、幅2m、高さ2m強、玄室長3mほどだそうです
 築造は、古墳時代後期

 訪問時、笹薮がひどく生い茂り残念ながら石室は確認できず  

★所在地;御所市林
★交通;近鉄御所駅より バスで「鳥井戸」下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;


 石室はこちらのサイトで見れます⇒ 古墳とかアレ(仮)のページ

北林古墳

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 二基の古墳が道路を挟んで石室が露出しています 撮影日;2011.12.11

 ≪北林第1号墳≫
 道路の北側に有ります
 墳丘はほとんど無く、辛うじて石室部分だけが見えています
 径8mの円墳とされています
 石室は崩落しているようで、ほとんど石室内は見れません

 ≪北林第2号墳≫
 道路を挟んで、南側に石材が見えます
 1号墳同様、封土は消失して横穴式石室が露出しています
 径6mの円墳とされています

北林第1号墳 北林第2号墳

★所在地;御所市朝妻
★交通;近鉄御所駅より バスで「五百家」下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

ボウジ古墳群

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 信貴山のどか村の西側の山中に三基の古墳が有ります 撮影日;2011.11.18

≪ボウジ1号墳≫
ボウジ1号墳
 一辺15mの方墳だったようです
 墳丘も多少残っていますが盗掘されて石室がむき出しになっています
 巨石を使った無袖式の石室です
 奥に横口式石槨が有りますが、玄室天井石は2枚だけ残存
 石棺の底石が残っています
 
 土師・須恵器・瓦器・鉄釘・金環刀装具などが出土しているようです

 1号墳の西側、尾根筋上方に2・3号墳が有ります
 
 ≪ボウジ2号墳≫は方墳で一辺15m
 横穴式石室が有ったようです(一部石材が確認できます)
 遺物は瓦器・土師

 2号墳のすぐ南≪ボウジ3号墳≫は径8m程の円墳と考えられています
 出土遺物として土師、須恵器が有ったようです

 字名のボウジ(傍示?)は境界のことでしょうか、奈良と大阪の県境です 

★所在地;生駒郡三郷町信貴南畑(ボウジ)1丁目
★交通;近鉄信貴山下駅より バスで信貴山下車 徒歩20分
★駐車場;有ります
★入場料;見学可
★問合せ;


ビワノ木古墳

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 田圃の中に横穴式石室の石材が露出 撮影日;2011.12.11

 墳丘は無くなっています
 比較的大きな石材が使われています
 石室は埋まっています

 須恵器が出土しているようです

ビワノ木古墳 

 葛城山の南、水越峠越えの旧街道沿いに有り、とても見晴らしのよい場所です
 琵琶の木は見当たりませんでした
 少し東側に孫九郎山古墳と呼ばれる古墳が有るようです 

★所在地;御所市関屋
★交通;近鉄御所駅より バスで「名柄」下車 徒歩40分
★駐車場;なし
★問合せ;


ドント垣内3号墳

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 巨石を用いた南に開口する横穴式石室が有る古墳です 撮影日;2011.12.11

 径13mの円墳です
 かなり削られているようで、現状はカマクラのような形をしています
 玄室は高さ・幅2m弱、玄室長2.5mほどです 

ドント垣内3号墳開口部 ドント垣内3号墳石室内

★所在地;御所市伏見
★交通;近鉄御所駅より バスで「伏見」下車 徒歩1分
★駐車場;スペース有り
★入場料;見学自由
★問合せ;



 3号墳の東300mの所にドント垣内1号墳が有ります
 葛城池の東縁に小石室が露出しています
 墳丘は無く、墳形は分かりません

ドント垣内1号墳石室 16D-24

 1号墳と3号墳の中間あたりに「16D-24」が有ります
 径13mの円墳で横穴式石室が有ったようです

 その少し北側に径6mほどの円墳3基「16D-21〜23」が有ります
 いずれも石材が散乱しています

16D-24露出石材 16D-21

徳利塚古墳

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徳利塚古墳墳丘

 とても見晴らしのよい場所に有る古墳です 撮影日;2012.01.03

 径15〜20mの円墳と思われます

 両袖式横穴式が開口しています
 玄室長3.7m・幅1.9m・高さ2.2m
 羨道検出長2.3m・幅1.5m・高さ1.8m

 石棺(蓋は有りません)がそのまま置かれています
 長さ2.5m・幅1.3m・高さ1mで、近江産の石材で作られています
 片麻状黒雲母花崗岩という珍しい石です
 
 刀子が出土しているようです
 築造年代は7世紀初頭とされています

徳利塚古墳開口部 徳利塚古墳石棺

★所在地;桜井市高田
★交通;JR・近鉄桜井駅下車 徒歩45分
★駐車場; なし(倉橋から聖林寺の裏山を回って車でも行けるようです)
★入場料; 見学自由
★問合せ;説明板などは有りませんでした

 メスリ山古墳の南およそ650mの山の中に有ります
 眺望がすばらしい場所です
 二上山香久山耳成山箸墓古墳「大市墓」などがきれいに見えました


 参考;大和の古墳探索のページ

耳成山が見えます 二上山が見えます 箸墓古墳が見えます

高家平野古墳

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 箸墓古墳や大和盆地・若草山までもが遠望できる絶景の地に有ります 撮影日;2012.01.03

 南西側に開口する両袖式横穴式石室が露出しています
 奥壁部の大部分と天井石は既に無く、奥壁は部分的にコンクリートで補修されています
 石室および羨道は石敷が施されています
 羨道部の袖から約1.2mのところに、落差15cmの段を設けています
 石室は全長9.3m、羨道部5.2m・幅1.6m・高さ1.7m、玄室部4.1m・幅2.6m・高さ2.5m
 木棺が納められていたと考えられています

奥壁側から見た石室内 上から見た高家平野古墳石室
 円墳だったと思われます(径不明)
 出土遺物は杏菜・辻金具等馬具・金環・須恵器・土師器など

 築造年代は6世紀後半 

★所在地;桜井市高家
★交通;近鉄橿原神宮前駅より バスで「石舞台」下車 徒歩*分
★駐車場;スペースあり
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-42-9111(桜井市教育委員会)

団栗山古墳

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 田圃の中にある古墳です 撮影日;2012.01.03

 墳形は土取りによって不明ですが、現状では径30m・高さ1数mほどの円墳状です
 墳丘上は柿の木や野菜が植えられた畑になっています

 昭和11年、道路敷設の偽の土取りが行われた際に、土器・鉄製品など豊富な副葬品が出土しました
 なかでも金銅製の竜雀鐶頭(太刀の柄頭)や馬具の蛇行状鉄器は希有な遺物です
 蛇行状鉄器は、鞍の後ろに取り付けられた旗竿の軸受けになると考えられ、大陸との関係が想定されています

北から見た団栗山古墳 団栗山古墳説明板  

 北西側にタカツキ古墳が有ります
 この古墳も円墳状(現状径10mほど)ですが、墳丘は畑となっていて大きく改変されています
 遺物は土師・須惠・瓦器などです

タカツキ古墳

★所在地;磯城郡田原本町矢部字藤ノ森370-1〜374
★交通;近鉄笠縫駅下車 徒歩25分
★駐車場;なし
★入場料;見学可
★問合せ;0744-32-2901(田原本町役場)

奈良県最古の道標

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奈良県最古の道標
 伊勢本街道沿いに有る道しるべです 撮影日;2012.01.08

 「寛文4年(1664)」の年号が記されています
 在銘では奈良県最古で、全国でも5番目に古い道標です
 「右 いせみち 寛文四年 奉供養巡礼同行十二人 左 やまみち 十月拾五日」

 昭和63年に元の位置に戻された板碑形の道標です
 目視での判読はちょっと無理でした 

★所在地;宇陀市榛原檜牧
★交通;近鉄榛原駅下車 徒歩30分
★駐車場;なし
★問合せ;

 500mほど南に御井神社が有ります


長瀬薮1号墳

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 米川(よねがわ)の東側の竹薮の中に有る古墳です 撮影日;2012.01.08

 高家古墳群(以前は長瀬薮古墳群と呼ばれていました)の盟主的な古墳です
 一辺14m・高さ約4mの方墳です

 石室は西側に開口しています
 全長10.9m、玄室長約6m・幅約2.45m・現状高2.4m
 羨道部長4.9m・幅約1.37m・高さ約1m
 石室内には、かなり土砂が流入していて開口部の高さは50cmほどしかありません 

 築造年代は6世紀の後半

長瀬薮1号墳開口部 長瀬薮1号墳墳丘 長瀬薮古墳群の一つ

★所在地;桜井市高家
★交通;近鉄橿原神宮前駅より バスで「八釣」下車 徒歩30分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-42-9111(桜井市教育委員会)

 近くに平野古墳も有ります



 『高家古墳群』は、100基ほどの横穴式石室墳の群集墳です 
 1993・94年に土地区画整備事業に伴う発掘調査(長瀬薮古墳群の東側)が行われました 
 水田下に埋没した27基の古墳が見つかっています
 築造は6世紀末〜7世紀中葉のものがもっとも多く見つかっていますが、一部7世紀後半の古墳も含まれています
 水田の造成で天井石が失われていましたが、殆ど径10m前後の円墳です
 出土品は土器の他、木棺に使われていた鉄釘が一番多く、他には耳環・鉄刀・棺座金具などが見つかっています
 調査後、殆ど埋め戻されました

高家古墳群
 高家は、飛鳥・藤原京から近く、都の官人層や安部寺との関連が指摘され、阿部氏の奥津城とも言われています


高家春日神社古墳

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 拝殿の右手前に石室が露出しています 撮影日;2012.01.08 

 遺跡地図の「14D-249」
 墳形や規模は不明

 石室は崩れてしまっているようで、木の根が石材に絡み付いています
 石材は大きな岩が使われています
 見晴らしのよい場所に位置しており、被葬者はかなりの有力者だったと思われます

春日神社境内古墳 春日神社拝石

★所在地;桜井市高家(高家春日神社「高田神社」
★交通;近鉄桜井駅より バスで「八釣」下車 徒歩35分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

 麓に高家平野古墳長瀬薮1号墳などが有ります



 夫婦石(復元)
夫婦石
 古墳の石室の石材?でしょうか

 消防団車庫横に大きな二枚の岩が重なって置かれています
 近くにあった古墳の石材と思われます

 各地の夫婦石は寄り添うように並んでいるのがほとんどですが、この岩は男石の上に女石が乗っています

飛火野の大楠

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飛火野の大クスノキ
 一本の巨樹に見えますが、実は3本の株が融合しています

 奈良公園飛火野園地に有ります(東側に鹿苑が有ります)

 樹齢数百年の風格がありますが、明治41年の陸軍大演習の際、明治天皇が飛火野で休まれた御座所を記念して植えられたものです

 根元を見ると三本の木が左右に広がって伸びているのがわかります
 主幹は樹高25m、幹周り4.5m
 3株を合わせた幹周りは11m程も有ります

 大楠の西側に有る沼のような池は、雪消沢古跡です 

★所在地;奈良市春日野町(奈良公園飛火野園地)
★交 通;近鉄奈良駅下車 徒歩20分
★駐車場;付近に有料駐車場有り
★入場料;見学自由
★問合せ;0742-22-0375(奈良公園管理事務所)

赤埴の千対仏

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 子授けに霊験あらたかな地蔵菩薩の千体佛です 撮影日;2012.01.08 

 十六世紀の前半、赤埴家の養子となった越中守安正が生地の美濃の国から背負ってきた仏像が始まりと云われます

 子供が欲しい人は願をかけて一体を戴いて帰り、願いがかなうと出産後に新たに一体を刻んで二体を納めるそうです
 民俗学的にも貴重な文化財です

赤埴の千対仏仏堂 赤埴の千対仏説明版

★所在地;宇陀市榛原下志明
★交通;近鉄榛原駅より バスで「内牧」下車 徒歩25分
★駐車場;スペース有り
★入場料;見学・参拝自由
★問合せ;

 「高井の千本杉」から600mほどの所、佛隆寺への分岐点に有ります

伊豆神社の大杉

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 本殿と拝殿の間に立つ巨杉です 撮影日;2012.01.08

 幹周6.8m・樹高49m有ります
 環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」によると
 樹高40m・目通り幹囲6.5m・推定樹齢300年以上となっています

 元禄3年(1690)の本殿の棟札が残っており、その頃に植えられた杉でしょうか? 

伊豆神社の大杉幹

★所在地;宇陀市榛原高井504(内牧伊豆神社
★交通;近鉄「榛原」駅より バスで「高井」下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;参拝自由
★問合せ;

高井の千本杉

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高井の千本杉

 伊勢本街道沿いに有り、とにかく圧倒される巨杉です 撮影日;2012.01.08

 県指定の天然記念物(昭和56年3月17日指定)です

 弘法大師・空海が室生山へ登った際に、この場所で弁当を食べ、その箸を地にさしたところ生育したという逸話があります

 融合したと思われる16本の幹がまっすぐに天を突き、迫力満点す

 幹周については測定方法で諸説があります
 環境省の公表では、幹周25.0m・樹高45m、樹齢約700年となっています

高井の千本杉の枝幹

 所有者は個人で「千杉(ちさん)白龍大神」として祀っています

高井の千本杉鳥居 高井の千本杉全体

 日本最古の井戸杉ともいわれています
 井戸杉とは、水を求めて井戸を掘り、その周りに杉を植えて自然に水を集める作用を杉に託したことからこう呼ばれています
 根元の空洞(元の湧き水の井戸)にはヤマカガシ(山楝蛇)が住んでいるらしいです

 横に新しく井戸が掘って有ります
 杉井戸水は平成20年に「やまとの水」に選定されています 

高井の千本杉解説版 高井千本杉井戸

★所在地;宇陀市榛原高井679
★交通;近鉄榛原駅より バスで「高井」下車 徒歩20分
★駐車場;スペース有り(1台程度)
★入場料;見学自由
★問合せ;0742-22-1101(奈良県教育委員会)

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