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Channel: 奈良の名所・古跡
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カタハラ6号墳

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カタハラ6号墳開口部
 道を挟んで北側に天王山古墳群が有ります 撮影日;2013.01.06

 南北に3基並んでいます
 6号墳はカタハラ古墳群の中で最も北に位置しています
 径15mほどの円墳「15C-45」です

 自然石を積み上げた横穴式石室が開口しています
 墳形はかなり崩れていて、南側は畑地となっています
 石室は羨道部は無くなっているようです
 南側に開口していたと思われますので、残っているのは奥壁周辺だと思います

 築造は7世紀頃でしょうか? 

6号墳の墳丘 6号墳石室内

★所在地;桜井市倉橋
★交通;近鉄桜井駅より バスで下尾口下車 徒歩3分
★駐車場;なし
★入場料;見学可能
★問合せ;


カタハラ4号墳の南側
 ここから南へ100m程坂を上って行くとカタハラ1号墳が在ります

弁天塚古墳(岸田町)

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北から見た弁天塚古墳
 墳形は大きく削られています 撮影日;2013.01.05

 前方部を西に向ける前方後円墳だったと思われ、後円部の西側半分が残っています
 遺跡地図の「11B-135」です

 推定規模は全長約70m
 後円部径40m以上・前方部幅30m程

残っている墳丘 畑になっている前方部

 後円部の東側に新池があり、その西の堤上に小さな祠が祀られています
 かつては、現在畑となっている前方部に祀られていたようです
 未調査の為、埴輪の出土も報告されていません
 築造時期も不明です

厳島神社 新池から見た弁天塚古墳

★所在地;天理市岸田町字弁天
★交通;JR柳本駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;畑地への立ち入りは不可
★問合せ;
 
 北側に大和神社の大きな社叢が見えます

矢矧塚古墳

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矢矧塚古墳
 前方部を西南西に向ける前方後円墳です 撮影日;2013.01.05

 全長約105m
 後方部経46m(復元長50m)・前方部幅約40m(復元幅49m)
 周壕はなかったようです

 明治初期の開墾で玉類が出土したようです
 築造年代は不明です

 墳丘上に旧柳本飛行場給水施設跡が有ります

上ッ道から見た矢はぎ塚古墳 矢はぎ塚古墳の前方部

 現状は後円部の一部が上ッ道で削られたうえ墳丘全体も大規模に削平され一面が果樹園となっています 
 大和古墳群にに含まれ、周辺には平削され果樹畑になっている古墳が多く見られます

★所在地;天理市成願寺町矢羽ギ
★交通;JR長柄駅下車 徒歩15分
★駐車場;大和神社のPより徒歩7分
★入場料;外観見学自由
★問合せ;

柳本飛行場跡の防空壕

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北側の防空壕
 田んぼの中にコンクリート造りの防空壕跡が2ヶ所残っています 撮影日;2013.01.05

 北側の防空壕は、戦後に農家の人達により、覆っていた土が取り除かれコンクリート部分が露出しています
 4ヶ所に入口が有りますが、農機具などが置かれています
 上部には円筒形の空気穴?が有ります

 南西150mの所に、円墳のような姿でもう一つの防空壕が残されています
南側の防空壕
 外部がほぼ土に覆われていますが、北側の防空壕と規模は同じだそうです
 南側と西側にコンクリートの表面が露出しています

 内部は三つの部屋に分かれ、真ん中の部屋が最も大きいそうです
 「上級士官の防空壕として使われていた」「通信施設があった」という証言があるそうです
 内部に「電信室」という文字が残され、内部構造や滑走路との位置関係などから、上級士官の事務所の役割を果たしていたのではないかと考えられています 

★所在地;天理市岸田町
★交通;JR柳本駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;外観見学自由
★問合せ;


参考;天理市人権教育研究会のウェブサイト「柳本飛行場について」

檜牧石風呂古墳

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檜牧石風呂古墳
 森の中に石室が開口しています 撮影日;2013.01.06

 径約18mの円墳「15B-400」です
 墳丘はかなり流失しています
 天井部が大きく空いていて、楽に入室できます
 
 両袖式の横穴式石室で全長は9.5m
 玄室長4.5m、高さ2.3m
 羨道部は崩落していて1mほど残っていますが、もっと長かったように思われます

 築造は古墳時代後期

内部より見た玄室 奥壁

 古墳の東側で縄文時代の遺物が出ています(石風呂遺跡)
 谷の西側丘陵で鉄刀が出土したとも伝えられています

 山内北西側にも石室が開口する不動堂3号墳「15B-12」が有るようですが
 場所不明です(探してみましたが、見つかりませんでした)
 (近くの斜面には大きな石がごろごろ転がっていますが、墳丘のような高まりは無かったように思います) 

★所在地;宇陀市榛原檜牧
★交通;近鉄榛原駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りますが、無断駐車不可
★入場料;見学可
★問合せ;


檜牧石風呂古墳の墳丘
 行き方;榛原トンネルの南、橋の少し東にある舗装された坂道を上って、どん付(県の土地のようです)まで行きます
 そこに森に入っていく林道があるので2〜3分進んで行くと、右手斜面に墳丘が見えます

五平前古墳

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五平前古墳
 2基の円墳?が斜面の畑地に有ります 撮影日;2013.01.06

 1号墳「15B-285」の墳丘は原型を留めておらず規模は不明
 笹で覆われていて確認できませんでしたが、天井石が露出しているそうです
 南側?(水田側)に開口する横穴式石室
 玄室長約5m・幅約2m 
 羨道部は埋没

1号墳 2号墳

 西側に2号墳が有ります
 柵と網で近づけませんが、横穴式石室が有ったようです
 径10m程の円墳でしょうか?

 築造時期など不明です 

★所在地;宇陀市榛原上井足
★交通;近鉄「榛原」駅より バスで「木綿橋」下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★問合せ;

シロト古墳

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シロト古墳
 古墳と気づく人はいないと思います 撮影日;2013.01.05

 北に主軸をもつ全長50m程の前方後円墳と考えられています
 遺跡地図の「11D-8」です

 墳丘は削平され、埴輪などの出土もなく実態は不明
 周りの水田からの高さは1.2mほど
 墳丘は畑となっており、北西−南東に用水路が流れていて墳形もはっきりしません

畑となっている後円部 有光工業内の稲荷神社

 村屋坐神社の南方に有ります
 すぐ北に有光工業があり、敷地内に稲荷神社が祀られています 

★所在地;磯城郡田原本町蔵堂
★交通;近鉄笠縫駅下車 東へ徒歩40分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

マトバ古墳

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マトバ古墳
 墳丘はかなり削平されていて、果樹畑となっています 撮影日;2013.01.05 

 矢矧塚古墳と弁天塚古墳の中間あたりにある径30mほどの円墳です
 元は50mほどあった可能性があります

 出土遺物の報告も無く、築造時期も不明です

★所在地;天理市成願寺町マトバ
★交通;近鉄長柄駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;



 大和古墳群には他に、平塚古墳星塚古墳馬口山古墳フサギ塚古墳ノムギ古墳

西ノ塚古墳

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西ノ塚古墳
 下池山古墳の後方部すぐ北にあります 撮影日;2013.01.05

 径35mほどの円墳「11B-150」です
 周濠があったようです
 墳丘はみかん畑になっています

 遺物は須恵器が報告されています
 築造は古墳時代中期と考えられています

 南東側に墳丘への小道が有り、西側は葺石を利用したと思われる石積みが巡らされています 

★所在地;天理市萱生町西ノ塚
★交通;JR長柄駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

たんだの椿

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 谷間の田圃の中に大きな椿に木が有ります 撮影日;2013.01.13

 たんだとは「谷田」のことです
 根元付近には祠も有り、供え物がされています

 むかし、このあたりは「平野千軒」と言われ多くの家があったそうです
 そこに土塀で囲んだ屋敷があり、見事な花を咲かせる大きな椿が有りました
 この屋敷には、病の若い娘がいるとうわさされていましたが、誰も見たことが無かったそうです
 やがて椿が見る見る枯れてきて根元から切り倒されてしまいした
 その後、椿屋敷の人たちも次々に亡くなり、平野千軒も寂れていったそうです
 あまりの悲惨さに、村人が屋敷跡に一本の椿を植え、祠を祀ったそうです
 それからここを通る人は、誰もが花や線香をあげるようになったそうです
 今でもその椿の枝を折った者は、きまって腹痛がおこるそうです
 「平野千軒 たんだの椿 今もあります 七つ石」

 参照;香芝市のホームページ「香芝の民話たんだの椿」

 

★所在地;香芝市平野
★交通;JR志都美駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

今泉古墳

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今泉古墳
 見つけにくい古墳ですが、立派な石室が有ります 撮影日;2013.01.13

 直径15m、高さ3mの円墳です
 封土はかなり流失しています

 埋葬施設は両袖式横穴式石室で全長6.15m
 玄室奥壁幅2m、玄室長3.85mで、奥壁より中央部がやや広くなっています
 石材は付近で取れる畑安山岩の乱石積で側壁は上部でやや持ち送りが見られます
 羨道は1mほど
 楽に入室できます
 玄室の高さは1.8m以上あります 

竹薮の中の今泉古墳 今泉古墳石室前の石
今泉古墳開口部 今泉古墳墳丘上の露出石材

今泉古墳奥壁
今泉古墳天井穴 今泉古墳石室内より

★所在地;香芝市今泉
★交通;JR志都美駅下車 徒歩25分
★駐車場;なし
★入場料;タダです
★問合せ;

 平野塚穴山古墳の西1.2kmほどの竹やぶの中に有ります



 行き方;ゴルフ練習場の南側の長閑な遊歩道を歩き、森と竹薮の中に入っていくとスチールの物置小屋が見えてきます
 その手前にテープを巻いた木が有るので、左手の竹薮へと入っていきます
今泉古墳への道 今泉古墳への途中 今泉古墳への入口
 右手に割と大きな小山を見ながら進むと、進入禁止の網が張ってあります
 失礼してそのまま直進・・・
春にいくのはやめておきましょう(たぶん竹の子泥棒と間違われます)
 再び網を越えると墳丘が見えます

鎌田天神社イチョウの巨樹

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鎌田天神社イチョウの巨樹
 天神社境内の北西隅に立っています 撮影日;2013.01.13

 平成8年に市の指定文化財に指定されています
 幹枝ともに切りつめられていますが、樹勢はきわめて旺盛で学術的価値が高く、市内でも貴重な樹木の一つです

 樹高約20mで、幹周りは3.7mです

イチョウの巨樹 根元
★所在地;香芝市鎌田
★交通;JR五位堂駅下車 徒歩15分
★駐車場;
★入場料;見学自由
★問合せ;

兵家第8号墳「丸子山古墳」

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丸子山古墳
 きれいな墳形を見せる古墳です 撮影日;2013.01.13

 径34m、高さ9mの円墳「13A-69」です

 大和三山が見渡せる絶景の場所に築かれています
 墳丘には葺き石が施されています
 大きさや立地から考えても、兵家古墳群の盟主的な古墳と言えます

丸子山古墳葺き石 丸子山古墳墳丘
 墳丘の西側から登って行くと、夫婦塚古墳への近道?

★所在地;葛城市兵家
★交通;近鉄磐城駅より バスで当麻イトーピア下車 徒歩6分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;



 丸子山古墳の北・150mの尾根の先端部分に兵家古墳「13A-69」が在りました

兵家古墳のある丘
 横口式石槨の底石が見つかったことで知られています
 斜面に露出している状態だったそうです

 墳丘は削られ無くなっているようです
 墳形は不明です(方墳だったと考えられているようです)

 同尾根に前方後円墳の兵家宮谷山古墳が有ります

兵家古墳? 兵家宮谷山古墳?.
 登ってみましたが、落ち葉だらけで全く分からず・・・

夫婦塚古墳

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夫婦塚古墳
 珍しい双室墳です 撮影日;2013.01.13

 「13A-89」墳形は不明です
 (径・辺)約12〜14mと推定され、高さ現状1.2mほどです

 標高290m強の高所に有り、木の根元の南側に開口しています
 開口部は20cmほどの高さしかなく、入室は不可能です

夫婦塚古墳右石室内 夫婦塚古墳右側石室

 東(右)石室は、無袖式横穴式石室で、漆喰が残っています
 (全長約2.1m、幅0.72〜0.83m・高さ0.55m)
 西(左)石室も、無袖式横穴式石室です
 (全長約2.5m、幅0.60〜0.73m・高さ0.75m)

夫婦塚古墳左石室内 夫婦塚古墳左石室

 築造年代は7世紀後半でしょうか  

★所在地;葛城市兵家
★交通;近鉄磐城駅より バスで太田下車 徒歩30分
★駐車場;スペース有り
★入場料;見学自由
★問合せ;



夫婦塚古墳墳丘 夫婦塚古墳開口部
 行き方;南阪奈道路側道に、登り口となる長い石階段が有ります
 (この登り口が見つけられれば、たどり着けると思います)
 石段が途切れたら、山内へ入り頂上を目指して登って行きます
 (所々に、足元に目印となるプラスチックの板が有ります)
 急斜面まで来たら、何とかよじ登ってください
 西斜面から上ることになるので、頂上付近を南へ回りこむと
 木の根元に有ります(ちょっと迷うかも)
 とても急斜面で、落ち葉で足もとられ滑りやすいです(滑落の危険アリです)
 特に、帰り道が分かりづらいので気をつけてください
夫婦塚古墳への入口 夫婦塚古墳への道

南山4号墳(島山古墳)

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南山4号墳付近
 陶質土器の動物形異形高杯などが出土しています 撮影日;2013.01.19

 現在は、香久山公園として整備され、墳丘は消滅しています
 径18m円墳だったようです「14D-325」

 1984年に発掘調査され、墳頂部から陶質土器の動物形異形高坏・四口連環壷・小型器台、墳丘斜面上の副室から鉄?・鉄鏃・馬具(轡)等が出土
 陶質土器や鉄鋌は朝鮮半島、とくに伽耶との深い関わりが想定される遺物です

 南山古墳群は古墳時代前期末から中期後半にかけて築かれた5基の円墳からなります 被葬者は、立地から、飛鳥盆地北方を拠点とした人々である可能性があります
 後に都が築かれる飛鳥地域の前史を知る手掛かりと言えます

 公園東側の古い墓地のある高台に古墳のような高まりが有ります

★所在地;橿原市南山町624 (香久山公園)
★交通;近鉄大和八木」駅より 橿原市コミュニティーバスで「昆虫館」下車 徒歩1分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;タダです
★問合せ;0744-29-5902(橿原市生涯学習部文化財課)

 すぐ近くに橿原市昆虫館が有ります



香久山公園

池之内古墳群

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池之内2号墳
 奈良農業大学校の中に5基保存されています 撮影日;2013.01.19

 池之内集落南方の丘陵の尾根上にある古墳群です
 1970年に、農業大学校の建設にともない発掘調査され、8基の円墳が確認されました
 古墳群は尾根頂部の自然地形を利用しているため、盛土は少なく、墳丘の輪郭もあまりはっきりしません
 埋葬構造・副葬品から4世紀後半〜5世紀初頭の築造と推定されています

3号墳 5号墳
○1号墳「14D-63」は東西13m・南北10mの円墳
 自然丘陵の頂部に2つの墓壙を平行に堀り、割竹形木棺を直葬しています
 棺の大きさは長さ約3.6m・幅0.4〜0.5m
出土遺物;東棺で内行花文鏡(完形11.73cm)、管玉、ガラス製小玉、鉄斧、石釧
 西棺で変形重圏鋸歯文帯鏡(四区渦文鏡・完形12.58cm)、勾玉、管玉、琥珀製棗玉、ガラス製小玉、鉄鍬、刀子、ヤリガンナ、石釧、石杵、土師器
○2号墳「14D-62」は東西30m・南北22mですが明確な墳丘は見られません
 主体部は粘土槨(長さ約7m)で礫を用いた排水設備があるのが特徴です
出土遺物;土師器、埴輪片等
○3号墳「14D-61」は径10mの円墳
 主体部は粘土槨で組合式の箱型木棺と推定されています
出土遺物;直刀、鉄剣、鉄鏃、鉄斧、鉄器、車輪石片
○4号墳「14D-60」は径10mほどの円墳と思われます
 埋葬主体部は確認されていません
出土遺物;壷形土器片
 この土器の特殊性から古墳ではなく祭祀の場所であった可能性が高いそうです
○5号墳「14D-59」径15mほどの円墳
 4基の木棺直葬墓が有りました
 第1棺:変形獣形鏡(完形13cm)勾玉、棗玉、切子玉、臼玉、櫛、刀子、鉄斧、刀、鉄鏃、短甲、石釧
 第2棺:三角縁竜虎鏡(完形22.05cm)勾玉、管玉、臼玉、櫛、剣、刀、鉄鏃
 第3棺:琴柱形石製品鏡、紡錘車、勾玉、管玉、垂飾品、筒形銅器片、櫛、直刀、鉄剣
 第4棺:珠文鏡(欠損5.59cm)剣、刀
○6号墳(丸山古墳)「14D-58」は古墳群最北端にある円墳状の古墳
 主体部は組合式木棺と推定されていますが中央部は盗掘が激しく両端だけが遺存していました
出土遺物;鉄剣、鉄鏃、鉄斧、鎌、鋸形鉄製品、手鎌形鉄製品、刀子
○7号墳(ヒョウタン山古墳)「14D-64」は丘陵の南端にある東西11・南北13.5m・高さ2mの円墳
 2基の埋葬主体部が有りました
 東棺は全長2.8m・幅0.75mの組合せ式木棺
 西棺は南半分が失われていますが東棺と同様のものと推定されています
出土遺物;直刀、鉄剣、鉄鏃、鏃形石製品
○8号墳「14D-65」は・円墳と思われますが不明
 埋葬主体部は礫状施設状のものがあった以外は明確ではないそうです
 遺物も見つかっていません 

池之内1号墳 池之内7号墳

★所在地;桜井市池之内130 (奈良農業大学校敷地内)
★交通;JR・近鉄桜井駅より バスで安倍小学校下車 徒歩5分
★駐車場;有ります
★入場料;見学可
★問合せ;

西柏町のサイカチ

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サイカチ雄木
 町名の「西柏町」はこのサイカチの木から付けられたそうです 撮影日;2013.01.20

 豊年橋の北側に、雌木と雄木の2本のサイカチの木が有ります
 昭和47年10月に、県の保護樹木に指定されています

 南側の雄木の根元には「白龍大明神」が祀られています
 白蛇が棲んでいるという伝説が有るそうです

 雄木は幹周3.1m・樹高11.6m
 雌木は幹周3.6m・樹高8.8mで、地上5m程で主幹が折れています
 祠の裏側にも古木と若木が有ります

サイカチ雌木 サイカチ古木

 サイカチ(皀莢)は日本固有の植物で、雄雌の別があります
 サポニンを含むためにムクロジと同じように古くから石けんの代用とされたそうです

★所在地;御所市西柏町
★交通;近鉄御所駅下車 徒歩8分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;

塚廻り古墳

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塚廻り古墳
 小林保育所の南側に有ります 撮影日;2013.01.20

 径24m円墳「16B-2」です
 墳丘の東側は段状に囲ってあり、墳丘上は平らに舗装されベンチが置かれています
 築造年代など詳細不明です

 葛城山麓に有り、単独で所在しています
 特に見所は有りませんが、せっかく整備してあるのなら古墳と分かるようにしてほしいものです

塚廻り古墳墳頂 南側から見た塚廻り古墳

 南東側に「小林水平社之塔」と彫られた石碑が立っています

★所在地;御所市小林330
★交通;近鉄御所駅より バスで小林下車 徒歩1分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;



小林水平社之塔 小林水平社を結成した木村京太郎は、御所市小林の生まれです
 木村京太郎は大正村(旧小林村等が合併して成立)の高等小学校における差別糾弾事件で逮捕され、水平社が関わる部落解放運動での逮捕者第1号となった人です

中井家住宅(御所市)

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中井家住宅5
 特色ある外観を呈しています 撮影日;2013.01.20

 中井家は屋号が「茶売屋」でした
 文政3年(1820)から天保13年(1842)まで庄屋を務めていました

 主屋は寛政4年(1792)の建築
 正面に下屋を設けて縁とし、粗い格子をつける
 2階外壁を黒漆喰、軒を白漆喰で塗り分けて有ります
 南に落棟がついています

 主屋・座敷棟(明治時代)・南側土蔵(大正5年の建築)の3件が登録有形文化財です 

中井家住宅2階 中井家住宅の大甕

★所在地;御所市南中町1234
★交通;近鉄・JR御所駅下車 徒歩6分
★駐車場;なし
★入場料;住居として使用しているため見学は不可
★問合せ;


 参考;やまと建築詩のページ


 北側の角に建つレトロ風な建物です

高宮廃寺跡

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高宮廃寺金堂跡
 標高550mの金剛山中腹の景勝地に有ります 撮影日;2013.01.20

 高宮段と言う小字名が残っていて、俗に高宮と呼ばれます
 現在は、金剛山登山道の小和道沿いに有り、木々に囲まれています

 塔及び金堂の基壇と各々の礎石が残っています
 出土品から奈良時代に創建された古寺の跡と推定されています
 行基菩薩伝に行基24才のとき高宮寺の徳光について戒を受けたとあり、『日本霊異記』にも「日本国大倭国葛上郡高止」の記事があるそうです

高宮廃寺礎石 高宮廃寺塔跡

 金堂は5間×4間(12.8m×9.8m)の大きさで、礎石は2個を除き整然と残っています
 礎石は柱座及び地覆座を造り出す精巧な礎石を用いています
 八葉複弁蓮華文軒丸瓦・扁行唐草文軒平瓦が採取されています
 奈良中期の瓦で、これ等の創建瓦は朝妻廃寺やニ光寺廃寺と同笵だそうです

 塔は金堂の東南20mの地点にあり、土壇がはっきりと残っていますます
 心礎は失われていますが、他の礎石は自然石で大部が残存しています
 塔一辺は約5.5mと推定されます

 昭和2年に国史跡の指定を受けています
 金堂跡には『史跡高宮廃寺跡』の碑が立っています

途中にある道標 高宮廃寺説明版 高宮廃寺山門跡?

★所在地;御所市鴨神
★交通;高鴨神社より 徒歩45分(登山口からは20分ほど)
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;0745-62-3346(御所市観光協会)

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