谷間の田圃の中に大きな椿に木が有ります 撮影日;2013.01.13
たんだとは「谷田」のことです
根元付近には祠も有り、供え物がされています
むかし、このあたりは「平野千軒」と言われ多くの家があったそうです
そこに土塀で囲んだ屋敷があり、見事な花を咲かせる大きな椿が有りました
この屋敷には、病の若い娘がいるとうわさされていましたが、誰も見たことが無かったそうです
やがて椿が見る見る枯れてきて根元から切り倒されてしまいした
その後、椿屋敷の人たちも次々に亡くなり、平野千軒も寂れていったそうです
あまりの悲惨さに、村人が屋敷跡に一本の椿を植え、祠を祀ったそうです
それからここを通る人は、誰もが花や線香をあげるようになったそうです
今でもその椿の枝を折った者は、きまって腹痛がおこるそうです
「平野千軒 たんだの椿 今もあります 七つ石」
参照;香芝市のホームページ「香芝の民話たんだの椿」
★所在地;香芝市平野
★交通;JR志都美駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;