夫婦塚とも呼ばれています 撮影日;2014.04.13
双円墳で、2基の横穴式石室が開口しています
住宅の間にフェンスに囲まれて墳丘が保存されています
墳丘は削られて長方形になっています(現状15m×10mほど)
(元々は径10m程の円墳が2つくっついたような形だったようです:南北21.5m)
夫婦塚古墳は、21基からなる神並古墳群(現存7基だそうです)の中心的な古墳です
市の文化財に指定されています
西石室は全長9.6m
玄室長3.9m・幅1.9m・高2.6m
右片袖式の横穴式石室です
鍵は架かっていないので、入室できます
東石室は全長9.2m
玄室長3.0m・幅2.3m・高3.2m
右片袖式の横穴式石室です
西に比べて石材がやや大きく積み方も丁寧に造られています
フェンスの隙間を通って入室できます
平成元年に石室内部の発掘調査が行われています
西石室は3体、東石室は2体の埋葬が確認されています
東石室からは須恵器・土師器などの土器類、銀製品、玉類、馬に乗った人物や犬をかたどった壷の装飾部品が出土
西石室からは須恵器、玉類、耳環、銀製品が出土
6世紀中頃の築造と考えられています
東西石室とも、奥壁上部の石が抜かれているので、懐中電灯なしでも見学できます
北側の駐車場から見ると、双円墳であることが分かりやすいです
★所在地;東大阪市東石切
★交通;近鉄額田駅下車 徒歩5分
石切駅より徒歩12分(東石切公園の少し南です)
★駐車場;なし(無断駐車厳禁です)
★問合せ;
神並6号墳(弁天塚古墳)から5分ほど
石切神社の駐車場から徒歩10分ほど