以前は御廟塚と呼ばれていました 撮影日;2014.04.17
平成9年8月に、御廟塚から経筒が発見されました
翌10年に発掘調査が行われ、平安時代末に造られた経典を容器に収めた3基の経?が確認されました
うち一基は当初の姿を残しており、紙本経・銅製経筒・外容器(常滑焼甕)・銅鏡・中国製白磁合子などが出土しました
紙本経は楮紙に法華経を墨書したもので八巻が経筒に納められていました
第一巻の墨書銘から長寛2年(1164)に書写されたことが分かりました
拝殿横には、人物画象鏡のモニュメントが有ります
人物画象鏡は、日本最古の金石文のひとつとして国宝に指定されている銅鏡(東京国立博物館に寄託)です
銘文に、「癸未年」(503年)、「男弟王」が大和の「意柴沙加宮」(忍坂宮)にいたときに「斯麻」が鏡を作らせて「男弟王」の長寿を祈ったことが記されています
「男弟王」は継体天皇とする説があるそうですが、年代に矛盾が有るようです
銘文
「癸未年八月日十大王年男弟王在意柴沙加宮時斯麻念長寿遣開中費直穢人今州利二人等取白上同二百旱作此竟」
★所在地;橋本市隅田町垂井622
★交通;JR「隅田」駅下車 徒歩15分
★駐車場;有ります
★見学料;自由 (経塚は本殿の背後に有ります)
★問合せ;
神社の西側の森の中に、切石積みの精美な横穴式石室が開口しているそうです
隅田八幡宮古墳と呼ばれる径16mの円墳です
玄室長3.3m・幅1.7m・高さ1.7m
羨道長1.7m以上・幅1.4m・高さ1.3m
両袖式の横穴式石室だそうです(ものすごい薮の為、見学困難です)