元の姿に修復されました 撮影日;2015.04.12
円柱部分に正嘉元年(1257)の刻銘があります
年号が刻まれた燈籠としては奈良市内で二番目に古いそうです
古い石燈籠だったので、昭和19年の地震で倒壊し細かく割れてしまっていました
平成22年に、66年ぶりに元の姿に復元されています
「京都の伏見で呉服店「大文字屋」(大丸)を営んでいた下村家が、延享年間(1744~47)に新しい燈籠を奉納して、古い燈籠を譲り受けて自宅に運んだ
その後、夜ごとに家鳴りと振動が続いて家人が恐れを抱いた
調べて見ると夜泣きしているのは石燈籠だったので、元の位置に戻し安置した」
元興寺塔跡は、江戸時代末期(1859)に焼失し、現在は基壇と礎石を残すのみです
古図によると一辺9.65m・総高72.7mの大きさだったようです⇒画像
正面のみに階段、初重中央間板扉、両脇間連子窓、地覆長押・内法長押を用いたようです
塔跡から出土した元興寺塔跡土壇出土品と、薬師如来立像(国宝)は、奈良国立博物館に寄託されています
★所在地;奈良市芝新屋町12(元興寺・塔跡境内)
★交通;近鉄奈良駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;