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Channel: 奈良の名所・古跡
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不動滝・銚子滝

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不動滝と銚子滝
 坂本ダム湖に直接落ちる滝です 撮影日;2014.07.20

 不動滝は、落差およそ30mの直爆
 水量の多いときは、かなり見ごたえ有るようです

不動滝 不動滝上部 

不動滝壺 不動滝の左滝 

 不動橋の少し手前から上流の銚子滝も遠望できます
 銚子滝は、落差およそ40m(70mとも言われます)
 滝前に行くには、沢沿いを岩登りしなければならないようです

銚子滝 

★所在地;吉野郡上北山村白川
★交通;坂本ダムより3.4km
★駐車場;スペース有り
★見学;自由
★問合せ;


かくれ滝

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かくれ滝
 名前どおり道路からはかくれるようにして落ちています 撮影日;2014.07.20

 足場に注意して、岩を登って行くと大きな滝が見えてきます
 落差は、およそ105m
 固い岩盤を豪快に滑り落ちてきます

かくれ滝全景 かくれ滝下部

 坂本貯水池に流れ込む、古川にあるゴミキ谷の奥にある滝です
 200mほど先は三重県との県境です

ゴミキ谷

★所在地;吉野郡上北山村河合
★交通;坂本ダムより、およそ7km
★駐車場;スペース有り
★見学;見学自由
★問合せ;

犬塚

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国栖犬塚
 大海人皇子(後の天武天皇)ゆかりの碑です 撮影日;2014.07.27

 御霊神社の小高い裏山に有ります
 廃校・廃園となった国栖小学校・国栖幼稚園の敷地内です

国栖小学校入口 国栖幼稚園跡

 昔、大海人皇子が天智天皇の後継をめぐる問題で、天智天智の子大友皇子と争いになり、大津京を逃れ、吉野に隠棲していました
 その後大津から追手がかかり、吉野川に沿って窪垣内集落まで逃れて来たとき、川で渡しをしていた老夫婦が、舟をひっくり返して皇子を中にかくまいました
 大津側の追手が連れていた犬カグハナが舟の周りでにおいをかぎ出し、皇子が見つかりそうになったため、翁が赤い石を投げたところ、石に当って犬は死んでしまいました
 こうして皇子は難を逃れました
 その後壬申の乱で、大友皇子を倒して飛鳥浄御原宮で即位しました

 死んだ犬カグハナは、大津の京に置いてきた大海人皇子の愛犬だったことを知った里人は、その亡きがらを岡の上に葬りました
 これが現在の犬塚だそうです

 翁が投げた石は、麓の御霊神社に安置されているそうです

 また、国栖の窪垣内地区では今でも祟があるとして、犬を飼うことはタブーとなっているそうです
 (野生の猿がいました)

国栖白狐園 国栖小学校跡の猿

 校門坂の脇に白狐園が有ります
 谷崎潤一郎の歌碑が有ります
 ゆふされはくぬき林に風たちて国栖の山里秋は来ぬらしと刻まれています 

★所在地;吉野郡吉野町窪垣内
★交通;近鉄大和上市駅より バスで「新子」下車 徒歩5分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;

かぶとむしの森

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かぶとむしの森入口
 カブトムシが放し飼いにされています 撮影日;2014.07.27

 自然の広葉樹の林をネットで覆って、自然に近い状態で直接触って観察が楽しめるようになっています

 7月初旬から8月中旬の期間限定で開園しています

かぶとむしの森ネット 

 見つけたお気に入りのカブトムシを買って帰ることもできます
 売店では、飼育用品などの販売も行なっています 

★所在地;吉野郡下市町新住 (ウッズモータースポーツランド隣)
★交通;近鉄下市口駅下車 徒歩45分
  フルーツロード沿い
★駐車場;有ります(無料)
★入園料;300円(3歳以上)
★開館時間;9:00〜17:00
★問合せ;0747-52-0001(下市町役場 地域づくり推進課)

 参照;かぶとむしの森ホームページ

高滝「象の小川」

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高滝
 象の小川にかかる滝です

 落差およそ15m
 遊歩道が整備されていて、滝壺まで楽に行けます
 岩肌を分岐して流れ落ちる雄大な滝です

高滝落ち口 高滝岩 高滝流れ

 吉野宮滝から、吉野山への登山道途中に有ります
 高滝は「馬洗いの滝」とも呼ばれます
 源義経が吉野から逃れる際に通過したとされます
 葛飾北斎の「和州吉野義経馬洗滝」にも描かれています

高滝横から

 滝上には休憩所が在り、小さな祠も祀られています 

高滝祠 高滝上

★所在地;吉野郡吉野町吉野山
★交通;近鉄大和上市駅より バスで「宮滝」下車 徒歩*分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;


 撮影日;2014.07.27 
高滝全景 高滝と碑
 訪問時は、ちょっと水量が少ない時期でした

筆捨て岩

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筆捨て岩
 弘法大師(あるいは狩野法眼、または巨勢金岡とも)がこの景勝を描こうとしたが
 岩が動いてうまく描けないので、嘆いて筆を捨てたと伝わります

 今でも村人はこの岩を崇め、通る時は必ず礼をするという風で、子供がここに上がることも固く戒めているとか 

 大淀町と五條市の境付近、吉野川の流れの中にある奇岩です
 大小の奇岩を水に浮かべたような様が面白く、岩の上から眺めるとそれらの岩が水の流れに逆らって動いているようにも見えるそうです

馬の背 少し上流

 筆捨て岩の少し上流には、長岩といって、馬の背のような岩が100mほど続いています
 筆捨て岩は、上が平面になっていて人の足跡が残っているそうです
 
 今ではどの岩が「筆捨て岩」なのかはっきりしません
 吉野側の流れに岩は削られ、様変わりしてきているようです

★所在地;五條市八田町
★交通;近鉄下市口駅下車 徒歩40分
★駐車場;有りません
★見学;自由(どこから川原に降りるのでしょう?)
★問合せ;


 撮影日;2014.07.27
馬の背付近

七橋「行者橋」

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七橋
 県内では最も古い石橋の一つです 撮影日;2014.07.27

 高田川に架かっています
 架けられたのは19世紀初め頃でしょうか
 今でも車が通れます

 葛城の昔話に、いたずら好きの豆ダヌキの話が有ります
三才の森「飯豊天皇の御陵」に狸の兄弟が住んでいました
毎日悪さや県下をしていたそうです ある時、お坊様の持っていた油揚げと魚をひったくろうとしましたが、お坊様に捕まり、山の寺まで連れて行かれて三日三晩お説教をされたそうです
豆タヌキは改心して、兄弟力を合わせ、大雨のたびに流される木の橋を石の橋に架けかえたそうです
豆ダヌキたちが架けた石の太鼓橋を「七橋」といいます

 

 「行者橋」ともよばれるこの石橋は高野街道に残り、吉野大峰山への参けいで今も賑わった昔をしのぶことができます
 由来は、葛城山系の紀伊・和泉・大和・河内の四ヶ国の国境を西から東へ、そして北へとカギ型となった総延長二十八里(112km)に及ぶ峯々に、 役行者が法華経二十八巻を各所に埋納して経塚を造り、入峯修行者のため二十八ヶ所の山籠行場を作りました
 これが「葛城二十八宿」といわれる修験道場で、西は加太・友ヶ島から北端は大和川上流亀ヶ瀬に至ります
 この葛城二十八宿修験道場が金剛葛城山にあることから、修験行者がこの橋を渡ったことに因るものと思われます

 新庄桑之町にある行者堂に納められた行者像(文政6年造)の台座に「石橋願主大坂杉岡屋半兵衛…」とあり、七橋を架けた人物の名が刻まれています 

★所在地;葛城市南道穗
★交通;近鉄新庄駅下車 徒歩10分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;

赤田横穴墓群

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赤田横穴墓群
 医療法人平和会吉田病院の敷地内の丘陵南斜面に築かれていました

 昭和58年の工事中に偶然発見され、1・2号墓の発掘調査か行われています
 14 基の横穴墓が確認され、平成22年度に3〜9号墓の発掘調査も行われています

 墓室の規模は、東群の1・2号墓と西群の6〜8号墓が長さ3.5〜5m、幅2〜2.5m
 中央群の3〜5号墓が長さ6〜8m、幅2.5〜3.5m、高さはいずれも2m程度です

 1・3〜5・7・8号墓の墓室内には土師質亀甲形陶棺と副葬品が残っており、5・7号墓は未盗掘でした
 副葬品の大半は土器で、3〜5号墓は6世紀後半、1・7・8号墓は7世紀中頃の特徴をもつものです
 2・9号墓は墓道から陶棺の破片が出土しました
 
赤田横穴1号陶棺 赤田横穴3号陶棺 

 5号墓の陶棺内からは数多くの副葬品が出土しました
 土器の他、耳環、ガラス玉・管玉・臼玉といった装身具、鉄刀・鉄鏃などの武具があります
 副葬品は陶棺の西側に多く、頭を西にして遺体を置いていたと考えられます
 7号墓の小型陶棺の中からは長さ 1.6cm程の棗玉が1点出土しました
 この小型陶棺子供用の棺と考えられています

 墓道、墓室からは横穴墓がつくられてからしばらく時代を経た奈良〜平安時代の遺物も出土しています
 土器や瓦の他、銅(銭「隆平永寶」:796 年初鋳)、土馬やミニチュア土器といった祭祀に用いられることが知られるものがあります
 埋葬後も平安時代前半頃まで断続的に祭祀が行われていたようです

赤田横穴5号奥陶棺 赤田横穴5号手前陶棺

★所在地;奈良市西大寺赤田町一丁目
★交通;近鉄大和西大寺駅下車 徒歩15分
★駐車場;有ります
★見学;現地には何も有りません
★問合せ;0742-33-1821(埋蔵文化財調査センター)
 参照;奈良市埋蔵文化財調査センター速報展示資料 ? 44PDF

赤田横穴1号墓
赤田横穴7号西陶棺 赤田横穴7号中央陶棺
 撮影日;2014.08.07 奈良市埋蔵文化財調査センターにて
 (平成26年7月7日〜8月29日まで復元陶棺を無料公開・平日のみ)

埋蔵文化財調査センター

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埋蔵文化財調査センター
 1階の展示室では、常に展覧会が開催されています 撮影日;2014.08.07

 埋蔵文化財の発掘および調査・研究・出土品の整理・保存を行い活用を図る拠点施設として、昭和58年9月1日に設置されました
 平成11年に新館が建設されています

ロビー 展示室

 一般への普及啓発活動の一つとして、展示室では無料で考古学資料が展示公開されています
 入口ロビーには、触れられる考古資料(土器片など)も置いてあります

★所在地;奈良市大安寺西二丁目281
★交通;JR・近鉄奈良駅より バスで「大安寺西2丁目」下車 すぐ
★駐車場;有ります
★入場料;無料
★休館日;土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)
★開館時間;9:00〜17:00
★問合せ;0742-33-1821

滝本墓地の魔崖仏

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滝本墓地の魔崖仏
 墓地の奥に二体の地蔵魔崖仏が有ります 撮影日;2014.08.07

 桃尾の滝から大国見山への登山道を昇っていくと、大親寺「旧龍福寺」の少し手前、左手の山中に墓地が有ります

 滝本墓地の入口に立っている六地蔵石仏は、江戸時代中期の正徳3年(1713)の刻銘が有ります

滝本墓地六地蔵 滝本墓地三尊像

 石塔や板石仏が並ぶ一番奥行くと地蔵立像が岩に刻まれています
 手前の魔崖仏は、舟形を彫りくぼめた地蔵菩薩立像

 その奥に南面して半肉彫りされた地蔵磨崖仏は、江戸時代初期の造立のようです
 (像高90cmほど)
 「七月十五日阿弥陀経布施」等の刻銘が有ります 

滝本墓地石塔 滝本墓地地蔵魔崖仏

★所在地;天理市滝本町
★交通;桃尾の滝より 徒歩10分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;

月の誕生石

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月の誕生石
 昔々、この石からお月さんが生まれました 撮影日;2014.09.07

 そんな伝説が有る不思議な石です
 花崗岩で、高さ1.5m・幅は6.5m・奥行は3.5m

 お産を終えたご婦人が、横たわっているように見えるでしょうか?

 お腹に有る、円形黒色の斑点は月が使った産湯の跡
 小さな斑点は月の足跡と伝えられます

月の誕生石森中 月の誕生石下から
 民話より
昔、ひとかかえ程の丸味あるとても綺麗な石でした。次第に大きく成り人肌の様な温もりを残し、夕焼空を染め上げたように輝いて居りました。又不思議お腹の辺りに白い帯の様なものが浮き出てきました。尚不思議お腹が突き出てとても苦しそうに見えました。「お母さんの腹帯そっくりだ」「石が赤ちゃんを生むんだ!」 子供達は赤ちゃん誕生を心待ちにして居りました。そんな或晩のこと、山の方で赤ちゃんの泣く声を聞いたような気がして、「あっ! 石の赤ちゃんが生まれたんだ!」 子供達は外へ飛び出しますと香具山の頂から真ん丸いお月様が顔を出しました。翌日山へ見に行くと石がしょんぼりと横たわり胸の辺りに赤ちゃんの足跡が影のように残って居りました。 

★所在地;橿原市南浦町
★交通;近鉄耳成駅下車 徒歩25分
 天香山神社のすぐ北に侵入路が有ります
★駐車場;なし
★見学; 自由
★問合せ;

 南東側へ150mほど行くと「蛇つなぎ石」が有ります

蛇つなぎ石

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蛇つなぎ石
 「月の誕生石」と違い、角張った石です 撮影日;2014.09.07

 高さ1.5m、幅4m、奥行き2.5mほどの四角い大きな石です
 石の北側に廻り込むと、鎖でも巻きつけた痕のよう縞模様が見えます

蛇つなぎ石裏側
 天香久山の山頂に鎮座する国常立神社に祀られている”高おかみの神”は竜王神とされています
 雨乞い神事のとき、竜王神がまたがって降りてきた大蛇をつなぎ止めた石であるとされ、「蛇つなぎ石」と呼ばれるようになったとか? 

★所在地;橿原市南浦町
★交通;近鉄耳成駅下車 徒歩25分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;

瀧不動院の滝

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瀧不動院の滝
 古くから行場となっていました 撮影日;2014.09.07

 尼寺川源流域にかかる落差7mほどの滝です
 普段は、滝の水量は少ないようです
 岩を削って造られたように見えますが、自然の滝です
 上流に2つ小滝が有るそうです

 現在も行場として使われています

瀧不動院の滝落ち口 瀧不動院の不動磨崖
 滝不動は「雲門寺の奥之院」とも呼ばれていました

 南西の丘陵上には雲門寺城跡が在ります
 雲門寺城は片岡氏の古城跡と推定されています
 雲門寺は片岡氏の本来の菩提寺?だったでしょうか
 早い時期に廃されているようです 

★所在地;香芝市尼寺 (瀧不動院
★交通;JR畠田駅より バスで白鳳台2丁目下車 徒歩10分
★駐車場;有ります
★入場料;行場の使用は有料です
★問合せ;

太子道(穴虫)の地蔵磨崖仏

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穴虫磨崖仏岩
 香芝市では珍しい磨崖仏です 撮影日;2014.09.07

 旧太子道の脇に、高さ約1.6m・幅約2.3mの安山岩の巨石があります
 その向かって右側に宝珠と錫杖を持つ地蔵石仏が彫られています
 天文17年(1548)銘の地蔵磨崖仏で、像高54cm

 『玉祐逆修(右)天文十七戊申年九月四日(左)』の銘文が有ります
 「玉祐」という人がこの像を刻み、仏事を修法して自分の冥福を祈る生前供養を行ったものと考えられます

穴虫磨崖仏 穴虫地蔵磨崖仏

 巨石前に「天和三年(1683) 釈栄西 亥十二月五日」の墓碑が立てかけてあります

 かつての太子道は現在も断片的に残っており、ここもその一部です

★所在地;香芝市穴虫
★交通;近鉄二上山駅下車 徒歩20分
 国道165号線の穴虫から県道703号線(香芝太子線)に入ってすぐ右の丘陵中腹に有ります
★駐車場;なし
★見学;自由 (登るのは少したいへんです)
★問合せ;

一本松の阿弥陀石仏

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一本松の阿弥陀石仏
 小丘上の大きな木の根元に有ります 撮影日;2014.09.07

 この木は、松ではなく椋の木?
 寛正4年(1463)銘の有る、像高105cmの阿弥陀石仏です
 銘文;寛正四癸未十月五日(右)、六斎念仏之為結集敬白(左)

 この石仏は砂岩系の巨石を舟形に彫りくぼめ、来迎印の阿弥陀如来立像を彫出しています
 香芝市内の在銘石仏としては「志満堂地蔵」に次いで古いものです

一本松の阿弥陀石仏 一本松の阿弥陀石仏 

 この場所は1kmほど西に有る専称寺の旧境内地とされていますが、詳しいことはわかってません
 また、二上山の夕日に照らされる恰好の位置にあり、山越阿弥陀の信仰を彷彿させます

★所在地;香芝市畑2丁目
★交通;近鉄二上山駅下車 徒歩5分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;


志満堂の地蔵石仏

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志満堂
 香芝市の在銘最古の石仏です 撮影日;2014.09.07

 鍼灸整骨院の庭隅に有る小堂に祀られています
 高さ72cm・幅27cmの凝灰岩に舟形光背を浅く彫りくぼめ、その中に左手に宝珠、右手に錫杖を持つ地蔵菩薩坐像が刻まれています
 頂部にほぞ造りが残り、当初は笠石が載っていたことがわかります
 光背に寛正3年(1462)銘が有るそうです

志満堂の地蔵石仏 近くには大和武士岡氏の畑城跡(岡城跡)が有ります
 志満堂は数万(人)堂から転化したとの伝承もあることから、戦乱で多くの人が亡くなった地ではないかと考えられます
 
 志満堂とはこの石仏を祀る小堂を指します
 現在の堂域からみて、当初は別に立派なお堂があったものと推察されています

★所在地;香芝市畑
★交通;近鉄二上山駅下車 徒歩5分
★駐車場;有りません
★見学;声掛しないと犬に吼えられます
★問合せ;

辻ノ垣内瓦窯跡

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辻ノ垣内1号窯・2号窯
 飛鳥時代〜白鳳時代の登り窯跡です 撮影日;2014.09.07

 現在の「イーストヒルズ勢野」の住宅開発に伴う発掘調査で4基の瓦窯が発見されました
 1996年に調査され、その後1・2号窯が150mほどの現在地に移築保存されています
 平成16年7月に町指定の文化財となっています

辻ノ垣内1号窯 辻ノ垣内2号窯
 本来は1号窯から4号窯まで在りました
 年代順では3号窯(6世紀末から7世紀初頭)⇒2号窯(7世紀中頃から後半)⇒1号窯(2号窯にやや遅れる)⇒4号窯(1号窯にやや遅れる)の順で築かれています

 3号窯は地下式無段登り窯で、瓦と須恵器の両方を焼いていたようです
 2号窯と1号窯は地下式有段登り窯で瓦のみを焼いていました
 4号窯は地下式有段登り窯で、未使用のまま放棄されていました

 2号窯からは「平隆寺式」と呼ばれる軒瓦が生産されていました
 全ての窯において平隆寺の造営に関わるものであることが推定できます

辻ノ垣内瓦窯
 平隆寺の北方の丘陵は今池瓦窯のほか上ノ御所瓦窯が有ります
 平隆寺の北北東400mほどの所にはツクシ山窯跡が有ります
 この辺りは、古代の瓦生産地帯であったとみられる 

★所在地;生駒郡三郷町勢野北2-5
★交通;近鉄勢野北口駅下車 徒歩8分
★駐車場; 有りません
★見学;自由
★問合せ;0745-43-7332(三郷町役場 生涯学習課)

塩井不動滝

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塩井不動滝
 塩井川に懸かる落差15mほどの段瀑です 撮影日;2014.09.14

 道からはあまり見えません
 小さな橋の有る所から、下流へ120mほど進むと滝音が聞こえてきます
 斜面を慎重に降りて行くと、1段目の滝壺手前にたどり着けます

 勢いの有る滝です
 今は、不動明王は祀られていないようです
 あるいは、滝面の岩に不動明王が見えたのでしょうか 

塩井不動滝落ち口 塩井不動滝上段下

 2段目は5m程の直爆
 その下にも滝が有るようですが、見えません
 (降りていくのは、ちょっと危なそうだったので諦めました) 

塩井不動滝下段
★所在地;宇陀郡曽爾村塩井
★交通;近鉄榛原駅より バスで曽爾村役場前下車(南へ約1.5km) 徒歩15分
★駐車場;有りません
★見学;自由 (かなり急斜面を降りることになります)
★問合せ;

伊賀見不動滝

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伊賀見不動滝全景
 周りの苔むした岩が美しい滝です 撮影日;2014.09.14

 倶留尊山を源流とする滝川にかかる落差15m程の段瀑です
 上段は8m程の分岐瀑です
 その下には何段もの小さな段瀑が繋がっています

伊賀見不動滝落ち口 伊賀見不動滝上段 

 100mほど上流の梯子滝の有る橋の手前、道が大きくカーブしている所から降りていくと滝前に行けます
 古くからの信仰の滝です


★所在地;宇陀郡曽爾村伊賀見
★交通;近鉄榛原駅より バスで曽爾村役場前下車 乗換え槻ノ木橋下車(約1.5km) 徒歩20分
★駐車場;スペース有り
★見学;自由
★問合せ;

梯子滝

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梯子滝
 伊賀見不動滝の上流100mほどの橋の下に有ります 撮影日;2014.09.14

 落差4m程の幅広の段瀑です
 訪問時は二筋の流れとなって落ちていました
 滝壺から小さな滝が数段続いています

梯子滝左流 梯子滝右流

 滝壺に降りるのはちょっとたいへん
 (橋を渡った所の急斜面を降りることも可能ですが、下流の不動滝の落ち口付近から川に下りて遡っていきます)
 上段の滝壺前は、倒木や瓦礫が多く有ります

 橋横の大きな岩肌の上部に、大きな蜂の巣がぶら下がっているので注意!
梯子滝橋 梯子滝橋下

★所在地;宇陀郡曽爾村伊賀見
★交通;近鉄榛原駅より バスで曽爾村役場前下車 乗換え槻ノ木橋下車(約1.5km) 徒歩20分
★駐車場;スペース有り
★見学;自由
★問合せ;

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