南北朝時代の小川氏の城跡と考えられています 撮影日;2013.11.02
伝承によると、永禄4年(1561)に小川城が松永氏に攻め落とされた直後に小邑に臨時の城砦を築いたと伝えられます
この小邑に築いた臨時の城砦が、現在の小川古城にあたる可能性があるようです
臨時の城砦は築城途中で放棄されたと伝えられます
小川氏の発祥地である小邑の入口にあり、高見川流域に突き出す尾根上に築かれていました
高見川をはさんで対岸には、小川氏の平時の居館であったと推定されている「御殿屋敷」が有ります
主郭にあたる場所は現在「愛宕神社」の境内になっています
城址前は、公園として整備され桜やカリンの木などが植えられています
原裕句碑「あるときは一木に凝り夏の雲」も有ります
原裕氏は、俳人の原石鼎の主宰する鹿火屋に17歳で参加し、その教えを受けました
石鼎の死去後は夫人のコウ子の勧めにより原家の養子となっています
1974年8月の「鹿火屋創刊六百号記念大会」において鹿火屋主宰を継承しました
作風は、写生を生かしながらさらに想像力を働かせ、人間が生きる根底にある懐かしさを捉えることにあるそうです
近くの下五味橋(三船橋)の南詰に看板が立てられています
原石鼎の旧居(小診療所跡)が有った場所のようです
向かい側に地蔵堂が有ります
★所在地;吉野郡東吉野村小(小字古城)
★交通;近鉄
榛原駅より バスで「東吉野村役場」 乗換え「下出」下車 徒歩15分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0746-42-0441(東吉野村役場)