明治時代末期の建築です 撮影日;2012.06.03
昭和54年に県指定文化財となり、平成7年に「森物語村」に移築されています
明治43年に吉野材木黒滝郷組合事務所として建設されました
大正2年から昭和53年までは村役場として使われていました
その後、郷土資料館や集会所として使われていました
洋風2階建の建物に平屋建ての和館が付属したモダンな建物です
建築当時、大工の日給が70銭の時代に、総工費8000円で建てられたそうです
建物の横に、貯木場建立記念の碑が建てられています
江戸時代末期から黒滝の山で伐採した木は、筏流しにより丹生川・吉野川・紀の川を経て和歌山の海岸まで運び、海路で京阪神へ販売されていた。
この石碑は和歌山市湊地区に建立されていたが、諸般の事情で平成十年四月に移築したものである。
明治三十四年(1901)から同三十六年にかけて黒滝郷・西奥郷(西吉野村と旧丹生村の一部)が共有で貯木場を造成した事実が記されており、約三万坪(九ヘクタール)の広大な貯木場に集積された吉野材の取引で活況を呈した当時の様子がしのばれる。
★所在地;吉野郡黒滝村粟飯谷1(森物語村)
★交通;近鉄下市口駅より バスで「黒滝案内センター」下車 徒歩15分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;タダです
★休館日;毎週火曜日、年末年始
★開館時間;11:00〜16:00
★問合せ;0747-62-2770