西里の大地主の家柄です 撮影日;2012.07.13
明治末期頃に貴族院議員を勤めた辰巳楢太郎氏が十年の歳月をかけて建設しました
主屋(2階建・入母屋造・桟瓦葺)は、間口約30mに及ぶ大型の建物
1・2階とも床棚を備えた座敷を配します
外観は、当地方の民家の形式を踏襲する
内部は良材をふんだんに使い、格調高い書院の意匠でまとめられた近代和風建築です
平成13年4月24日、国の登録有形文化財に指定されました
長屋門・茶室・渡り廊下・一の蔵・二の蔵・三の蔵・炭小屋・納屋・一の米蔵・二の米蔵・三の米蔵・土塀が同時に県の登録有形文化財に指定されています
大正4年の建築です
三の蔵のみ江戸時代後期の建築です
黒漆喰塗の長屋門を、白漆喰塗の各蔵、繊細な意匠の茶室など
いずれも丁寧なつくりの建築です
外周は精緻に組まれた亀甲積石垣の上に、桟瓦葺屋根をのせた土塀を巡らしています
★所在地;生駒郡斑鳩町法隆寺西1-1826-1
★交通;JR法隆寺駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;非公開です
★問合せ;
法隆寺南大門から藤ノ木古墳に向かう道筋に位置しています