大正時代の西洋風木造建築です 撮影日;2012.08.27
平成17年11月に診療棟と居住棟の2棟が国の登録有形文化財に指定されています
診療棟は木造平屋建で一部二階建
切妻造り・桟瓦葺の構造
外観は、軸部の濃褐色と白色のコントラストが鮮やかです
急傾斜の切妻屋根・筋違・繰形・ドーマー窓風飾り屋根・棟飾りなど、ヨーロッパのハーフチンバー様式の洋館となっています
大正10年ごろに建てられました
西側の居住棟は木造二階建てで、寄棟造・銅板葺の構造です
昭和初期に建てられました
内部の階段の手すり柱にはアールデコ風の装飾が施されているそうです
北側に「火の見櫓」が立っています
郡山の火見櫓
延宝8年(1680)郡山で大規模な火災が有り、町屋670軒あまりが焼失しました。貞享3年(1686)藩主本多忠平がこの延宝の大火を教訓として城下町の防火進める為に堺町、本町、柳5丁目、今井町に火見櫓を建てました。
城下町を描いた町割図という絵図には堺町の火見櫓が描かれています。建物の屋上に四角い望楼を高く建てて、四方に窓を開けたものです。17町が交代で見張りを行っていました。
平成21年3月 大和郡山市
★所在地;大和郡山市本町52
★交通;近鉄大和郡山駅下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;外観は見学自由
★問合せ;杉山小児科医院のホームページ
参考;やまと建築詩のページ