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Channel: 奈良の名所・古跡
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後醍醐天皇寄進の石灯籠

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後醍醐天皇寄進の石灯籠
 売店が並ぶ参道脇に木製の保護柵に囲まれて立っています 撮影日;2012.11.12

 竿に、元徳三年(1331)の刻銘をもつ雄大かつ装飾性豊な造りで、後醍醐天皇の御寄進と伝えられている名品です
 国の重要文化財に指定されています
 高さ255cm

 六角形の燈籠で、請花・宝珠は後補
 中台側面二区に格狭間を刻む
 竿は、中節の四方に蓮華文を刻出、上部に元徳三年の銘がある

 竿の刻銘:「元徳三年(1331)辛未 二月日願主敬白」「大工利弘」

 火袋は一面が火口、一面が円窓、残る四面は蓮華座月輪上に四天王の種子を刻む
 基礎上端は複弁の反花で、竿の受座は蓮実式、側面は二区に分け夫々に格狭間を作る
 笠の一端を惜しくも欠損するが保存状態も良好で、この時代の優れた石灯籠の見本のような作品として高く評価されるものです

★所在地;桜井市大字多武峰319 (談山神社前)
★交通;JR/近鉄桜井駅より バスで「談山神社」下車
★駐車場;有ります
★入場料;見学自由
★問合せ;


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