北谷古墳群は3基で構成されています 撮影日;2013.03.25
尾根上の中央・最高所に北谷西古墳「12D-31」が在ります
全長42mほどの前方後円墳で、前方部を北西に向けます
(上の画像は、南側墳丘裾から撮っています:前方部が発達しています)
後円部径24m・高さ4〜6m、前方部幅28m・高さ6.7〜7m
前方部が発達し、前方部幅が後円部径よりやや大きいのが特徴です
葺石や埴輪も確認されていません
出土遺物の報告も無いようです
築造は丘の形態から6世紀後葉と考えられています
後円部に盗掘坑があり、石室が開口しています
南西方向に開口する横穴式石室です
石室の全長は11mほど
天井石が無くなっていて、奥壁付近が残っています
残存の玄室は長さ2.3m・幅1.8m・高さ1.7m
★所在地;宇陀市榛原福地字北谷
★交通;近鉄榛原駅下車 徒歩15分
★駐車場;東側に美榛苑が有ります
★入場料;私有地の山林内です(立ち入りは許可を得たほうがよいでしょう)
★問合せ;
北谷西古墳の前方部北西側に「12D-65」があります
背の低いあまり目立たない墳丘です
石材が数個露出しています