一辺1.5m程の基壇上に立つ高さ2m程の五輪等です 撮影日;2013.05.26
実範上人は明治期に廃仏毀釈で廃寺となった「中川寺」の開祖です
唐招提寺の復興にも尽力されたお坊さんだそうです
「中川寺」は、平安末から鎌倉期にかけては中川寺成身院として栄え、中世以降は興福寺一乗院末でした
明治維新まで本堂と多宝塔が有ったようです
今は、場所も特定できなくなっていますが、御廟塔付近との説もあるそうです
西側の集落北側に中ノ川の共同墓地が有ります
多くの中世・近世の石仏や石塔類が散在しています
その中に鎌倉時代の大きめの五輪塔が有ります
伝・実範上人五輪塔とそっくりです
★所在地;奈良市中ノ川町
★交通;近鉄奈良駅より バスで中ノ川下車 徒歩3分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;
東京国立博物館に旧中川寺十輪院の毘沙門天立像が収蔵されている
中川寺塔頭として「弥勒院・地蔵院・瓦坊・東北院・仏眼院・十輪院・薬師院・三蔵坊」が在ったようです