龍門寺塔跡
白鳳時代に建てられた三重塔跡です 撮影日;2013.05.18 「龍門寺」は7世紀後半に義淵僧正が岡寺「龍蓋寺」と共に国家隆泰・藤氏栄昌のために建立したと伝えられています 金堂・三重塔・六角堂・僧房などの伽藍が立ち並んでいました 三大実録や扶桑略記・今昔物語等に散見し、比曽寺とともに吉野川右岸に並び建つ大寺として特殊な寺格を有していたようです(比曾寺跡)...
View Article龍門寺の下乗石
笠石を載せています 撮影日;2013.05.18 元弘3年(1333)在銘の「下乗石」です 高さ204cm (重要美術品) 頂部の宝珠は後世に載せられた物のようです 塔身上部には月輪内に梵字を刻んでいます 通りに面した塔身西面に下乗の文字を刻み、南面に龍門寺・北面に「元弘三年 癸酉 卯月八日」の刻銘が有ります 保護のため鉄柵で囲まれています...
View Article吉川家住宅(山之坊町)
年代の明らかな農家住宅として貴重です 撮影日;2013.05.18 主屋は大和棟で、カマヤを落棟とし周囲に庇を廻しています 広い屋敷の南側に主屋を建て、表門・内蔵・納屋棟の付属屋を土塀で敷地周囲を囲み、屋敷の構えもよくまとまっています 元禄16年(1703)の建築とされています 吉川家は代々庄屋を勤めていたようです 全国的にみても、元禄を溯る農家は少ないそうです...
View Article文殊院・西古墳
綺麗過ぎる横穴式石室です 撮影日;2013.05.18 左大臣・阿倍倉梯麻呂の墓とする説も有ります 墳形は不明ですが、径13.6m・高6.6m位の円墳と推定されています 埴輪や葺石はなかったようです 南に両袖式の横穴式石室が開口しています 現在、石室内には鎌倉時代作とみられる石の地蔵像が安置されています 石室の全長は12.5m 玄室長5.1m・幅2.9m・高さ約2.7m...
View Article文殊院・東古墳
古来から閼伽井窟と呼ばれています 撮影日;2013.05.18 文殊院西古墳の東100mの所に有り、丘陵南斜面に石室が露出しています 本来の墳形は不明ですが、一辺15〜20mの方墳の可能性が考えられています 石室全長は10.3m 表面の凸凹した巨石を積んでいます 玄室長4.8m・幅2.2m・高さ2.4m...
View Article吐山の左巻榧
大和高原を走る国道から少し離れた小道脇に立っています 撮影日;2013.05.25 樹高はおよそ15m 幹は太くありませんが、根元付近から何本も分幹しています 説明板では、根回り3.22mとなっています 昭和28年に、県の天然記念物に指定されています カヤは山地に自生する雌雄異株のイチイ科の植物です ヒダリマキガヤはこうした中の一変種...
View Article吐山スズラン群落
寒地性植物のスズランが自生する南限地です 撮影日;2013.05.25 昭和5年に天然記念物の指定を受けています 山の斜面に自生し、大切に保存されています かつては都祁一円に豊富に自生していたようです 花時には芳香が漂い、吐山の香酔峠はその名残を呼び名に留めています 君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もあります...
View Article向渕スズラン群落
吐山スズラン群落とは2.5km程しか離れていません 撮影日;2013.05.25 自生南限地として天然記念物の指定を受けています 向渕の群落も斜面に自生していますが、少し範囲は狭いようです 遊歩道やウッドデッキから見学します ★所在地;宇陀市室生向渕 ★交通;近鉄室生口大野駅より バスで向渕下車 徒歩15分 ★駐車場;有ります(無料5〜6台) ★入場料;タダです...
View Article月山日本刀鍛錬道場記念館
5 月山派は鎌倉時代から続く刀工です 撮影日;2013.05.25 昭和40年に、人間国宝・刀匠月山貞一が大神神社に近い山辺の道沿いに『日本刀鍛錬道場』を開設 記念館は平成7年に開館しました 人間国宝・故月山貞一氏から三男の日本刀制作部門で無形文化財の指定を受けた月山貞利氏までの作品と経歴パネルが展示されています 横綱・白鵬関の刀も有りますよ ★所在地;桜井市大字茅原228-8...
View Article伝・実範上人廟塔
一辺1.5m程の基壇上に立つ高さ2m程の五輪等です 撮影日;2013.05.26 実範上人は明治期に廃仏毀釈で廃寺となった「中川寺」の開祖です 唐招提寺の復興にも尽力されたお坊さんだそうです 「中川寺」は、平安末から鎌倉期にかけては中川寺成身院として栄え、中世以降は興福寺一乗院末でした 明治維新まで本堂と多宝塔が有ったようです...
View Article中ノ川辻堂の地蔵石仏
集落の入口に有ります 撮影日;2013.05.26 顔が割れていて、痛々しい姿です 永正14年(1517)銘のある地蔵石仏です 「大和志」に「中川寺 一名成身院、沙門実範創立、正堂安置愛染明王像、有二層塔又有地蔵石像、勒曰永正14年刻」とある石仏のようです 地蔵石仏の後にも古い石仏が並べられています ★所在地;奈良市中ノ川町 ★交通;近鉄奈良駅より バスで中ノ川下車 徒歩すぐ...
View Article牛塚十三重石塔
奈良と京都の境、古い街道沿いに有ります 撮影日;2013.05.26 牛塚は鎌倉期に奈良の寺社復興のため資材を運んだ牛を供養しようと建てられたものだと伝えられます 牛塚の上部の笠石がいくつか失われていますが、ひとつは大正期に売られ後に戻ってきたそうです 現状は10層で、総高333cm 軸石の四方仏は金剛界の梵字を刻みます 北に展望が開け、木津川あたりまでよく見える絶景の場所でも有ります...
View Article護摩石
何のために作られたかも分かっていない不思議な石です 撮影日;2013.05.26 何故、護摩石と呼ばれているのかも不明です 相輪棠のような宝塔の基壇とも考えられています 宝塔を据える四角いほぞ穴と四隅に柱かなにかを据え付けるくの字型のほぞ穴が有ります 山頂の平坦地の南端に在りますが、元の場所からは少し動かされているようです...
View Article飛鳥塚本古墳
現在は石室の一部が露出しているだけです 訪問日;2009.12.12 墳丘は方形で、一辺の長さは約40mだったようです (現在は封土もなくなっています) 石室は、全長12m以上(破壊されているため未詳) 南東に開口する両袖式の横穴式石室で、巨石の2段組で造られています 玄室は、長さ4.4m、幅2.5m程度 棺台を伴う家型石棺が確認されています...
View Article都塚古墳
明日香村で石棺の見られる唯一の古墳です 訪問日;2007.9.11 別名「金鶏塚古墳」とも呼ばれます 毎年元旦にこの塚で金鶏が鳴くという言い伝えがあるそうです 昭和42年の調査で方墳と確認されています (1辺約28m、高さ約4.7m) 埋葬施設は横穴式石室で玄室内には家形石棺が安置されています 南西方向に開口...
View Article柳生正木坂剣禅道場
剣道と禅を通じて心を鍛える道場です 撮影日;2013.06.16 柳生十兵衛の弟・友矩の邸宅跡に建てられています 芳徳禅寺の先代住職・橋本定芳さんが、昭和6年に道場建設を願い約30年の年月をかけて、同40年春にようやく完成しました 屋根や柱などの構造物は、もと興福寺の別当だった一乗院の建物で、玄関は京都所司代の玄関を組み合わせた重厚な建物です...
View Article柳生摩利支天碑
平成19年に建てられました 撮影日;2013.06.16 柳生八坂神社のすぐ北側に小高い丘「摩利支天山」が有ります 柳生十兵衛三厳の弟・宗冬が武道の守り神摩利支天を祀ったと伝えられます 以前は、祠があったそうです 東側に芳徳禅寺、北側に旧柳生藩家老屋敷、南側に旧柳生藩陣屋跡が見えます ★所在地;奈良市柳生町 ★交通;JR・近鉄奈良駅より バスで柳生下車 徒歩10分...
View Articleあ志び乃店
浄瑠璃時参道に有る庭の綺麗なお店です 撮影日;2013.06.16 参道には馬酔木も咲きます 四季を通じて、さまざまな花が咲きます 平成16年に茅葺屋根の葺き替えが行われた大和棟の建物が目を引きます 多聞院旧跡前に建てられているようです ★所在地;木津川市加茂町小札場56 ★交通;JR加茂駅より バスで浄瑠璃寺前下車 徒歩すぐ ★駐車場;有ります(有料) ★休業日;不定休...
View Article細滝川不動摩崖仏
すべる様に流れる滝の岩肌に彫られています 撮影日;2013.06.16 深川支流の細滝川に不動明王の魔崖仏が浮彫されています 像高44cm 吊り上った目の形、細く張った手足、羂索や裾を左方になびかせた動きは吉野時代の特色があり東山峰寺や的野の建武不動と同じ頃の作と推定されます...
View Article新町池
平成15年に新町池公園が整備されました 撮影日;2013.06.23 新町池のすぐ西側はJR和歌山線が通っていますが、元は甘田川が流れていたそうです 江戸時代の元禄後期頃、当地を治めていた大名が川を利用して溜池を造ったようです 現在の池の南半分(1万?)が造成されました それでも水の供給が足りず、常に水争いが起こっていたそうです...
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