剣道と禅を通じて心を鍛える道場です 撮影日;2013.06.16
柳生十兵衛の弟・友矩の邸宅跡に建てられています
芳徳禅寺の先代住職・橋本定芳さんが、昭和6年に道場建設を願い約30年の年月をかけて、同40年春にようやく完成しました
屋根や柱などの構造物は、もと興福寺の別当だった一乗院の建物で、玄関は京都所司代の玄関を組み合わせた重厚な建物です
剣道に座禅の心を取り入れた「剣禅一如」の柳生新陰流の精神にも通じる道場です
道場は貸切制で宿泊も可能
道場を囲む三面には座禅をするための畳敷きの床が一段高いところに張られています
宮本武蔵が訪れたといわれる当時の柳生道場(正木坂道場)は、現在の市営駐車場の辺りにあったようです
柳生道場は、柳生宗矩長子三厳(通称十兵衛)が1万3千人の門弟を錬成したと伝えられます
玄関前には、戦後に剣道復興に尽力された木村篤太郎翁の銅像が建てられています(1985年の建造)
五條新町のまちや館「旧辻家住宅」は木村篤太郎の生家としても保存されています
★所在地;奈良市柳生下町445
★交通;JR・近鉄奈良駅より バスで柳生下車 徒歩10分
★駐車場;市営駐車場(有料)
★問合せ;0742-94-0204 (芳徳寺)