苔むした丸い自然石の表面に彫られた魔崖仏です 撮影日;2013.09.14
像高30cmほどの両手で宝珠を持ったお地蔵さん
巨石に舟形光背をくり抜き、地蔵菩薩の立像が半肉に彫られています
染谷川沿いを通る染谷越の旧道です
小さな六字名号碑の左手、川の側に有ります
道沿いには建物跡の石垣が残り、往古は賑わいのある道だったのでしょう
伊勢湾台風以前は右隣の梅の木の下に石の祠があり、小さい石仏が安置されていたそうです
この石仏を信仰すると歯痛が治ると言われていました
土地の人々は歯が痛むとここに参り、お礼参りには大豆でも食べられるようになりましたと黒大豆を供えるそうです
★所在地;宇陀市菟田野岩端
★交通;近鉄大阪線「榛原」駅より バスで「岩端」下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;
旧街道の緩い坂道を歩いていくと、小山の麓に小さな六字名号碑が見えてきます
そのすぐ左、川の流れるほうへ行くと歯痛地蔵が有ります