常温でも"まろやかで美味しい水"です 撮影日;2013.10.27
別名「奥吉野の名水」または「弘法大師ゆかりの湧水」として知られます
社の下から湧き出ています
今を去る千二百数十年の昔、弘法大師が唐の国から帰朝後、吉野より熊野へ修行の旅へ出られた
その途路、旅の疲れを癒さんと里の老婆に一杯の水を所望された
待つこと久しく水は来ない
余のおくれに腰を上げんとするとき、ようやく老婆が来りて水を差し出す
あまりのおくれにそのことを問えば、この柏木の里は昔から水のない里、旅坊に差し上げる水も下の川まで汲みに行って来たので今に遅れたと
大師は深く感じ、里の地に持てる錫杖を突立てところ、不思議にも淡々と清水湧き出たり
里人は大師の水としてうやまい今に伝える(説明板より)
柏木の住人は、水道が完備するまでこの水で生活していたそうです
周辺はほとんど石灰岩ですが、不思議にこの水は石灰岩が含まれてない純粋なアルカリ水です
★所在地;吉野郡川上村柏木
★交通;近鉄大和上市駅より バスで「湯盛温泉杉の湯」下車 南へ11km(村営バス有り)
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★休館日;金曜日は水が汲めません
★問合せ;07465-4-0640(喫茶「秀」)