室町後期から江戸時代にかけての石造群です 撮影日;2013.11.30
かつて、朝日山円通寺と言う有名な寺が在りました
上街道の曲がり角にあり、通称「朝日寺」と呼ばれ、旅人の憩いの場となっていたそうです
「ここは権現藤の棚、朝日にかがやくどじょう汁」と歌われ、どじょう汁を売る店も有ったそうです
明治8年に廃寺となりましたが、本尊の木造観音菩薩立像は、後に平屋の堂を建てて安置されています
堂裏の大イチョウの根元に、天文23年(1554)銘のある石造聖観音菩薩立像が有ります
他に元和8年(1622)の石塔、元和9年・承応3年(1654)の船形板碑、五輪板碑、宝篋印塔等が有ります
集落の中ほどの辻には、優しい顔立ちが印象的な「関の地蔵」と呼ばれる地蔵石仏が有ります
六字名号板碑や上部を欠損した阿弥陀石仏が覆い堂のなかに安置されています
石標に関地蔵と刻まれていますが、関は咳の事のようです
500mほど南西に有る天理教教祖誕生殿の北・春日神社の前に「咳乃地蔵尊」が有ります
関係有りそうです
★所在地;天理市佐保庄町朝日
★交通;JR長柄駅下車 徒歩8分
★駐車場;有りません
★入場料;タダです
★問合せ;