日本最古といわれる飛鳥寺と同じ瓦が出土しています 撮影日;2013.11.24
昭和15年に国の史跡に指定されています
金堂・塔等の土壇・礎石が残っています
また字名に「高麗寺」という古代寺院名を残す珍しいケースです
伽藍配置は西に金堂・東に塔・周りを回廊に囲まれた法起寺式で、白鳳期から平安期まで存続したようです
高句麗から渡来した狛氏の氏寺だったと推測されています
創建時には飛鳥寺と同じ軒瓦が使われたとされ、その後の造営で川原寺と同じ軒瓦が使われました
寺名は奈良時代の『日本書紀』や平安時代初期の説話集『日本霊異記』、平安時代後期の説話集『今昔物語』などにも登場します
高麗寺の渡来僧・栄常にまつわる記述があるそうです
木津川を見下ろす台地上に建てられており、周辺には高麗寺瓦窯や高井手瓦窯が存在し、諸堂塔に葺かれた瓦を生産していたようです
北方には高麗寺造営氏族の居館跡と考えられる大規模な「上狛東遺跡」が発見されています
★所在地;木津川市山城町上狛高麗寺
★交通;JR上狛駅下車 徒歩7分
★駐車場;なし
★見学;見学自由
★問合せ;0774-72-0501(木津川市役所)