巨石を使った石室が開口しています 撮影日;2014.01.12
寺口忍海古墳群G支群は42基あり、一基のみ開口しています
G-27号墳「13D-121」は径15m程の円墳
南斜面は崩れていますが、墳丘は比較的良好に残っています
石室は南に開口しています(斜面の下は溜池です)
倒木が開口部を塞ぐように覆っています
石室の状態は良くありませんが、巨石を使ってあり、見ごたえあります
石室の全長は5.85m
玄室長4.6m・幅2.5m・高さ3.5m、羨道長1.25m・幅1.25m・高さ1.5m
土砂が流入しているので、1mほど埋まっているようです
袖幅は左40cm・右50cmの両袖式の横穴式石室です
側壁には持ち送りが見られ、奥壁はほぼ垂直に積み上げられ、全体的に巨石が使われています
築造は6世紀後半から7世紀初頭と推測されます
★所在地;葛城市寺口忍海
★交通;近鉄忍海駅下車 徒歩50分
★駐車場;有ります
★見学;見学自由
★問合せ;
G群は尾根上にきれいに並んで築かれていますが、G-27号墳のみ少し南に有ります
葛城山麓公園の進入路↑↑、管理事務所を越えると左手に小川↑↑が流れています
その小川の左手にある尾根上を登っていくとG支群(以前は平岡西方古墳群と呼ばれていたようです)があります
たどり着くには、途中かなりの急斜面を登らなければなりません
G-27号墳とA-5号墳はちょっと難所ですが、チャレンジして損は無いと思います