競馬道と呼ばれる道の南側に、2基並んで石室が開口しています 撮影日;2014.02.17
径17mの円墳「6B-2」と径14mの円墳「6B-3」です
畑山古墳群に含まれるのかもしれません
「6B-3」は墳丘が明確ではなく「6B-2」の東側斜面に築かれています
双円墳でしょうか?(前方後円墳のようにも見えます)
「6B-2」は南に開口する両袖式の横穴式石室が有ります
石室全長は5mほどでしょうか(いずれも目測)
玄室長約3m・幅約1.8m
高さは土砂が流入しているので不明ですが、楽に立っていられます
羨道長約2m・幅1m・高さ約80cm
玄門部はさらに低くなっていて、高さ50cmほどです
墳頂は大きく盗掘され、径2m程の穴が開いています
奥壁部分の天井石1個が抜かれて、土砂が流入しています
墳丘を接して、東側に「6B-3」が在ります
「6B-3」は東に開口する横穴式石室です
羨道部は破壊され、埋まっています
玄門部の天井付近に穴が開いていて、玄室を見ることができます
(50cm×50cmほどの穴なので、細身の方なら入室可能)
「6B-2」より状態の良い玄室です
★所在地;奈良市大柳生町バクケ
競馬道1号墳から西200mほどの所です
★交通;近鉄奈良駅より バスで「大柳生」下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★見学;見学自由(場所が分かりづらいかも)
★問合せ;
2013.05.05に訪れた時の画像
「6B-2」と「6B-3」の石材だと思って撮ったものです
すぐ近くに有るのに気づかなかったのです・・・
今回は、奈良市史に石室開口とある「畑山10号墳」を探しに行って見つけられず
諦めて、丘陵を下って来た時に偶然見つけました