今も水を湛えています 撮影日;2014.02.23
柳生但馬守とお藤さんの馴れ初めの井戸とされています
ある日、近くに住むお藤は、いつものようにせっせと洗濯をしておりました。
そこへたまたま、柳生の城主であった、但馬守宗矩がこの井戸の付近を通りかかりました。
但馬様はふと、お藤に「桶の中の波はいくつあるか」という問いを投げかけました。
するとお藤、「お殿さんがここまで来られた馬の歩数はいくつ?」と訊ね返しました。
但馬様はその器量の良さと才気を見初めお藤を妻と迎えたそうな。
今も里歌に「仕事せえでも器量さえよけりゃ、お藤但馬の娘になる」と残されている。
★所在地;奈良市阪原町
★交通;JR・近鉄奈良駅より バスで「坂原」下車 徒歩5分
★駐車場;有りません
★見学;見学自由
★問合せ;0742-34-1111(奈良市観光課)
大柳生と柳生を結ぶ旧道に有ります
南明寺の80mほど北の角を右へ曲がって70m行った右手です