見ることはできませんが、立派な石室が保存されています 撮影日;2014.03.22
墳丘はほんのわずかに残されているだけで、ほぼ平にされています
石室の天井をコンクリートで蓋をして、鉄の扉で閉められています
両袖式横穴式石室は玄室奥の天井石1石と、玄室右壁奥上部が一部崩壊しているほかは、全体として遺存状態は良好だそうです
玄室長約3.15m、幅約1.90m・高さ約2.33m
羨道長4.23m、幅 1.15〜1.32m・高さ1.54m
石室の石材は、吉野川流域で産出される緑泥片岩板石が使われています
袖部に扁平な大形板石を立てることち特徴が有ります
紀ノ川下流域に分布する「岩橋(いわせ)型」横穴式石室と共通する要素も持っています
築造は6世紀後半と考えられています
平成12年7月12日に下市町の文化財に指定されています
★所在地;吉野郡下市町阿知賀(字野々熊)3379-1
★交通;近鉄越部駅又は六田駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★見学;外観のみ見学可
★問合せ;0747-52-1711(下市町役場)
西方約2kmに岡峯古墳があります
橋を渡って、北へ行くと槙ヶ峰古墳「槇ヶ峯1号墳」があります