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Channel: 奈良の名所・古跡
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持尾の庚申塔

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持尾の庚申塔
 金蓮寺の参道石段下に立っています 撮影日;2014.06.14

 根元は埋まっていますが、高さ約130cm
 吉野川の青石(結晶片岩)で作られたものです
 江戸時代中頃の物でしょうか

持尾金蓮寺 庚申塔の建立が広く行われるようになるのは、江戸時代初期(寛永期以降)頃から
 庚申講を3年18回以上続けた記念に、よく立てられます
 町内にはいくつも庚申塔が残っています
 北六田の安養院の脇に立つ庚申塔は、町内でもっとも古い年号を刻む明暦2年(1656)のものです

 庚申信仰は、古くは中国の晋の時代、道教の思想から端を発し、奈良時代の日本に伝わった後、日本固有の信仰と結びついて発展していきました
人の身体の中には三尸(さんし)という虫がいて、60日毎に巡ってくる庚申(かのえさる)の日に、人々が寝静まった夜、その虫が体内から出てきて天帝にその人の悪行を報告し、怒った天帝はその人を早死にさせてしまうのです。ですから庚申の日は寝ないで夜通し起きていて、三尸(さんし)が体内から抜け出さないようにします。これを「庚申待(守庚申)」といいます。このとき一緒に庚申待を過ごす人たちの集まりを「庚申講(講=信仰集団)」といいます

★所在地;吉野郡大淀町持尾(集落の最高所です)
★交通;近鉄下市口駅より バスで矢走口下車 徒歩30分 
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;0747-52-1522(大淀町教育委員会事務局)


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