矢走集落の東側・愛宕山に築かれた城です 撮影日;2014.06.14
城の築造時期など正確なことはわかっていませんが、16世紀代とみられる中国製青花碗などが採集されて、良好な状態で曲輪の痕跡が残っています
愛宕山(標高約275m)山頂には小さな地蔵堂が有ります
頂上は平坦になっていて、東西50m、南北10m前後の広さがあります
ここから山の北側をみると、人工的に削られた、高さ3〜4mの急な下り斜面となっています
この斜面を降りると、周囲には一辺10数mの平坦面があったり、斜面に沿って縦方向の堀のような跡が残されていたり、人工的に地形が削られた痕跡をいくつか見ることができます
この平坦面「曲輪」と呼ばれる区画に、堀のような跡が「堀切」とか「竪堀」と呼ばれる防御施設に相当します
★所在地;吉野郡大淀町矢走
★交通;近鉄下市口駅より バスで矢走口下車 徒歩20分
松林寺の北側に登り口が有るそうです
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;0747-52-1522(大淀町教育委員会事務局)