360度のパノラマは圧巻です 撮影日;2015.04.25
観音峯山は、中越地区と洞川地区の中間に位置しており、南朝文化ゾーンとして休憩所や登山道、案内板が整備されている標高1347mの山です
ハイキングコースは、登山道も整備され、登山口から90分程度で本格的な山岳パノラマを楽しめることから、四季を通じて人気のコースです
展望台(1285m)からは、正面に稲村ヶ岳や大日山、南に大峯奥駈道から弥山・八経ヶ岳、西には大峯らしい重なる山並みなどを満喫することができます
観音峯登山口からコース沿いに南朝と天川村との関わりを示したレリーフが整備されています
展望台直下の観音の岩屋は、北朝方の襲来のおり南朝の皇族が一時避難された場所とされています
小さな鍾乳洞です
≪後村上天皇の守り本尊といわれる十一面観音をお祀り致しており、毎年5月に南朝天皇の威徳をしのんで観音会式が行われています≫
観音の水は、登山道を登りだしてほどなくすると冷たい水が湧き出しています
お歌石は、観音平の休憩所から石段を少し登った所に有ります
≪元弘二年十一月、吉野山に兵を挙げた大塔宮護良親王はこの合戦で破れ、からくも落ちのびて天川郷の観音峰の岩屋にお隠れになったとき、藤原俊成卿のお歌「よしの山花や散るらん天の川 雪の堤を洗うしらなみ」を替えて、次のように詠まれたと伝えられています。
よしの山花も散るらん天の川 くものつつみをくずすしらなみ
この観音峰には、かつてこの歌が彫り込まれた石があり、「お歌石」として知られていました。けれども、石灰岩に彫り込まれたその文字は、いつしか風化して失われてしまいました。よって、ここに新たにお歌石を刻むしだいです。 平成11年3月吉日 ≫
★所在地;吉野郡天川村洞川
★交通;国道309号線から川合分岐を県道21号線へ 虹トンネルを抜けると登山口の駐車場下車 徒歩約90分
★駐車場;有ります(無料)
★見学;自由
★問合せ;