美旗古墳群の中で最初に築かれた前方後円墳です 撮影日;2015.04.26
女良塚古墳の北東300mの所に在ります
美旗台地の最北端部の丘陵にある二段築成の前方後円墳
全長98mで、後円部東側のくびれ部近くには造り出しがみられます
周濠は後円部周辺を中心に巡るが、前方部周辺では不明瞭となり完周していないようです
古墳は土葬も残る墓地に隣接しています
葺石が確認されており、 短甲形埴輪・朝顔形埴輪・円筒埴輪が出土しています
築造は4世紀末頃と推定されています
陪冢のわき塚1号墳・2号墳は、昭和36年の集中豪雨の影響で近鉄線の線路が地滑りによって押し出されて隆起したために緊急調査されています
わき塚1号墳は一辺23m・高さ2mの方墳
葺石が葺かれていました
銅鏡・短甲・衝角付冑・鉄鏃・鋳造鉄斧・竪櫛などが出土しています
出土状況からは遺骸の埋葬施設ではなく、副葬品の埋納施設の可能性が考えられています
わき塚2号墳は一辺26m・高さ1mの方墳です
粘土槨の埋葬施設が2基確認されています
★所在地;名張市新田・伊賀市上神戸
★交通;近鉄美旗駅下車 徒歩18分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;0595-63-9148(名張市観光協会)