二つの石室が隣接して開口しています 撮影日;2012.03.03
尾根の先端に直行して築かれている全長約50mの前方後円墳です
後円部に西石室が開口
(西石室は、元は秋殿東古墳と呼ばれ径30m程の円墳と考えられていました)
両袖式の横穴式石室です(全長10.9m)
玄室長5.4m・幅2.6〜2.9m・高さ2.6m、羨道長5.5m・幅1.2mほど・高さ50cm
(土砂で下部が埋まっており、入室しづらいです)
前方部に東石室が開口
両袖式の横穴式石室(全長9.9m)
玄室長4.7m・幅2.3〜2.5m・高約さ2.5m、羨道長5.2m・幅1.4mほど、高さ約80cm
石材は西石室に対して小ぶりですが、部分的には巨石も使われています
築造は、ともに6世紀後半と考えられています
出土遺物の報告は無いようです
この前方後円墳はこうぜ1号墳と呼ばれ、南東裾と南西裾に小円墳が有ります
3基合わせて、こうぜ古墳群とされます
★所在地;桜井市浅古
★交通;近鉄桜井駅より バスで「浅古」下車 徒歩5分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-42-9111(桜井市観光課)
秋殿南古墳のすぐ東丘陵上に有ります
(南古墳の説明板の東に小さな墓地が二つ見えますので、間を通って登っていき、南側へ回り込むとすぐに西石室が見えます)