3基の埋没した横穴式石室が有ります 撮影日;2014.03.29
丘陵上にある全長70m・後円部径36m、三段築成の前方後円墳です
名張郡内で最大・最古の古墳です
2006年にくびれ部、後円部の石室の調査が行われました
後円部石室は全長9.5mの右片袖式横穴式石室
玄室長4.5m・幅2.4m、羨道長5m・幅1.2m
玄室は左側壁が崩れて内部には入れません
(現状はブルーシートで覆われ、覗くこともできません)
側壁は熔結凝灰岩の板石を積み上げ、入り口は端石材で閉塞した前にさらに大きな一枚石で二重に閉塞しています
羨道部から衝角付冑、直刀、剣などの武具が見つかっています
くびれ部の石室は全長6.5mの右片袖式横穴式石室
玄室長4.5m・幅2m、羨道長2m・幅1.1m
石材が崩壊して、内部はほとんど埋まっていたため、内部の調査は実施されていません
前方部石室は、完全に埋没しています
鳥居と祠が有ります
出土遺物や古墳の規模などから朝鮮半島の百済の影響を置けていることが分かります
武具や須恵器から渡来系の軍事氏族の首長墓という性格がうかがえます
平成18年に三重県指定文化財となっています
★所在地;名張市赤目町檀字横山
★交通;近鉄赤目口駅下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;