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河鹿の滝
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ごろごろ水
鍾乳石で磨きあげられた水です 撮影日;2012.06.03
大峰山に湧く天然水で、半世紀の時をかけて湧出するという名水です
五代松鍾乳洞の真下から湧き出る水は、古来より「ごろごろ水」と呼ばれてきました
「水神山の神」を祀り、地元では古くから万病に効く「神の水」として保全されてきました
洞川のむかし話 =其の七= 名水ごろごろ水
古くは、「仏水秘水」と呼ばれ、大峯参りの行者たちが、この水でのどを潤したと言う。
この前を通ると、一瞬の涼しさを感じるとともに岩の間より『ごろごろ』と言う音が聞こえた。いつしか地元の人々は、この水のことを『ごろごろ水』と呼ぶようになり、今日まで大切に守ってきた。
今では、すばらしい名水として、多くの人たちに利用されている。
★所在地;吉野郡天川村洞川686
★交通;近鉄下市口駅より バスで「洞川温泉」下車 徒歩20分
★駐車場;有ります(有料300円)
★入場料;駐車料金だけ
★問合せ;0747-64-0188(ごろごろ茶屋)
★定休日;無休
★営業時間;9:00〜18:00
『ごろごろ茶屋』ではごろごろ水を使って淹れたコーヒーなどがいただけます
参考;名水の里 ホームページ
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黒滝村旧役場「黒滝村民俗資料館」
明治時代末期の建築です 撮影日;2012.06.03
昭和54年に県指定文化財となり、平成7年に「森物語村」に移築されています
明治43年に吉野材木黒滝郷組合事務所として建設されました
大正2年から昭和53年までは村役場として使われていました
その後、郷土資料館や集会所として使われていました
洋風2階建の建物に平屋建ての和館が付属したモダンな建物です
建築当時、大工の日給が70銭の時代に、総工費8000円で建てられたそうです
建物の横に、貯木場建立記念の碑が建てられています
江戸時代末期から黒滝の山で伐採した木は、筏流しにより丹生川・吉野川・紀の川を経て和歌山の海岸まで運び、海路で京阪神へ販売されていた。
この石碑は和歌山市湊地区に建立されていたが、諸般の事情で平成十年四月に移築したものである。
明治三十四年(1901)から同三十六年にかけて黒滝郷・西奥郷(西吉野村と旧丹生村の一部)が共有で貯木場を造成した事実が記されており、約三万坪(九ヘクタール)の広大な貯木場に集積された吉野材の取引で活況を呈した当時の様子がしのばれる。
★所在地;吉野郡黒滝村粟飯谷1(森物語村)
★交通;近鉄下市口駅より バスで「黒滝案内センター」下車 徒歩15分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;タダです
★休館日;毎週火曜日、年末年始
★開館時間;11:00〜16:00
★問合せ;0747-62-2770
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森物語村
黒滝川のほとりに広がるリゾートヴィレッジです 撮影日;2012.06.03
「森の交流館(宿泊施設)」「山幸工房」「森の子プール」「御吉野の湯」「黒滝吊橋」等からなる山里型のリゾート施設です
高野槇の薬湯風呂やサウナルームも楽しめます
食材持込でバーベキューもできます
参照;黒滝・森物語村のホームページ
黒滝吊橋は吊床版式では日本最長級
地上35m・長さ115mあり、橋の上から黒滝・森物語村が一望できます
★所在地;吉野郡黒滝村粟飯谷1
★交通;近鉄下市口駅より バスで「黒滝案内センター」下車 徒歩15分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;無料
★休村日;無休
★問合せ;0747-62-2770
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西田家住宅(西吉野町)
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津風呂神社のサカキカズラ
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土倉庄三郎翁銅像
木をこよなく愛した人です 撮影日;2012.06.10
土倉家の屋敷跡に銅像が建てられています
(その生家は、昭和34年の伊勢湾台風で倒壊したようです)
土倉庄三郎翁は、「土倉式造林法」をあみだし日本の造林王と称されました
吉野・川上林業に残した功績は大きく、植林・育林・伐採さらには運搬にまで心を配る広い視野で郷土の主幹産業として林業を確立させました
還暦には山県有朋から「樹喜王」の祝号を贈られています
天保11年(1840)川上村大滝の生まれ
★所在地;吉野郡川上村大滝
★交通;近鉄大和上市駅より バスで大滝下車 徒歩すぐ
★入場料;見学自由
★問合せ;
大滝ダムの1kmほど北、国道169号線が大きく蛇行する所、駐在所のお隣に銅像が立っています
そこから少し北、吉野川の対岸に「土倉翁造林頌徳記念」と白い文字で刻まれた鎧掛岩が有ります
(一文字の大きさは2m四方・刻字の深さ36cm)
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五代松鍾乳洞
県の天然記念物に指定されている鍾乳洞です 撮影日;2012.06.10
昭和4年に赤井五代松(ごよまつ)氏により発見され、親子2代にわたり10余年の歳月をかけて探洞されました
洞内には全国に誇る鍾乳石や石筍が、夢の宮殿を形造り見事な様相をみせています
全長約80m、2層構造の鍾乳洞です
(2000m以上の奥行きが有るとする地質学者もおられるそうです)
最も広い洞室は横幅約8m・高さ約6m
洞内には高さ8mの「大黄金柱」と名付けられた石柱をはじめ、20〜30cmの鍾乳石・3〜4mの石筍・石柱が発達し、比較的良く保存されています
簾状・木肌状・幕状等の石筍様堆積物などもあり、変化に富んでいます
★所在地;吉野郡天川村洞川
★交通;近鉄下市口駅より バスで洞川温泉下車 徒歩40分
★駐車場;有料(300円)
★入洞料;大人400円(モノレール:大人300円)
★休洞日;毎週水曜日、冬季休業(12月1日〜3月中旬)
★営業時間;9:00〜11:00、13:00〜16:00
★問合せ;0747-64-0188(ごろごろ茶屋)、0747-64-0333(洞川温泉観光案内所)
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小原のツチンド・笠塔婆
鎌倉時代後期の笠塔婆です 撮影日;2012.06.29
小原のツチンド(辻堂墓地)に二基の笠塔婆が立っています
父の祐盛が永仁6年に亡くなり、その翌年には母も亡くなった為、子息の道仏が一基は母の往生を願い、もう一基は父の一周忌供養の為に造立しました
総高237cmで、花崗岩で造られています
宇陀市指定の文化財です
笠塔婆の後ろに建つ阿弥陀三尊石仏も宇陀市指定の文化財です
三尊を各々別石で刻んだもので、亡き父親 祐盛のため子息の道仏が造立しました
中尊は、笠石が載っています
中尊は像高128cm、向かって左側の光背面に「永仁六年(1298)、戊戌、六月十六日 為過去祐盛造立之」の刻銘があります
向かって右側の脇侍は観音菩薩立像で、像高は85cm
左側の脇侍は勢至菩薩立像で、像高は85cm
★所在地;宇陀市室生小原
★交通;近鉄室生口大野駅より
★駐車場;なし
★入場料;墓地にはフェンスが有りますが、開けて入れます
★問合せ;
参照;つちんど墓地阿弥陀三尊石仏:石仏と石塔のページ・つちんど墓地笠塔婆 :石仏と石塔のページ
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石上北A5号墳
天理東インター南側に小石室が保存されています 撮影日;2012.07.08
石上豊田古墳群の東端に有る「8D-351」です
径10mほどの円墳だったようです
須恵器・土師器・金環・鉄鏃などが出土しています
横穴式石室が移築保存されています
石上・豊田古墳群は平尾山丘陵に広がる古墳群です
この古墳群は物部氏の奥津城と言われ、5世紀〜7世紀に築かれた古墳で構成されています
100m前後の前方後円墳『石上大塚古墳・ウワナリ古墳・岩屋大塚古墳・別所大塚古墳』など大小150基以上の古墳が有ります
★所在地;天理市石上町
★交通;JR櫟本駅下車 徒歩45分
★駐車場;なし
★入場料;見学自由(交通量が多いので注意が必要です)
★問合せ;
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辰巳家住宅
西里の大地主の家柄です 撮影日;2012.07.13
明治末期頃に貴族院議員を勤めた辰巳楢太郎氏が十年の歳月をかけて建設しました
主屋(2階建・入母屋造・桟瓦葺)は、間口約30mに及ぶ大型の建物
1・2階とも床棚を備えた座敷を配します
外観は、当地方の民家の形式を踏襲する
内部は良材をふんだんに使い、格調高い書院の意匠でまとめられた近代和風建築です
平成13年4月24日、国の登録有形文化財に指定されました
長屋門・茶室・渡り廊下・一の蔵・二の蔵・三の蔵・炭小屋・納屋・一の米蔵・二の米蔵・三の米蔵・土塀が同時に県の登録有形文化財に指定されています
大正4年の建築です
三の蔵のみ江戸時代後期の建築です
黒漆喰塗の長屋門を、白漆喰塗の各蔵、繊細な意匠の茶室など
いずれも丁寧なつくりの建築です
外周は精緻に組まれた亀甲積石垣の上に、桟瓦葺屋根をのせた土塀を巡らしています
★所在地;生駒郡斑鳩町法隆寺西1-1826-1
★交通;JR法隆寺駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;非公開です
★問合せ;
法隆寺南大門から藤ノ木古墳に向かう道筋に位置しています
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勢野遍照院の枝垂桜
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おおくぼ まちづくり館
大正9年(1920)に洞村から大久保町に移建された住宅です 撮影日;2012.07.15
橿原市が旧丸谷家住宅を移築して、大久保地区のまちづくりの歩みの学習や人権学習などをすすめるため、歴史資料室/学習室等として平成14年に整備しました
移転前の洞村の模型が当時の写真とともに展示されています
大久保町の町づくりの歴史が紹介されています
洞村の主な産業だった「下駄表づくり」と「靴づくり」の製造工程と技を実物資料とともに紹介しています
大久保地区は、大正6年〜9年にかけて国の方針など(「神武天皇陵」の改修拡張工事)により洞村からの全村移転でまちづくりをおこなった歴史があります
昭和60年より小集落地区改良事業によって、よりよい住環境づくりをするため第2回目のまちづくりが実施されました
参考;邪馬台国の会のページ(第225回 神武天皇陵の謎)
★所在地;橿原市大久保町40-59
★交通;近鉄畝傍御陵前駅下車 徒歩5分
★駐車場;有ります(無料4台)
★入場料;大人100円 (18歳未満無料)
★休館日;月曜日
★開館時間;9:00〜17:00
★問合せ;0744-22-4747
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オスゲ古墳群
大和三山を見渡せる眺めのよい場所に築かれていました 撮影日;2012.07.15
下高家と山田の境、米川の西岸の丘陵地で造成中に見つかった古墳群です
10〜20mほどの円墳13基で構成されていました
すべて消滅しています(現状は、畑地になっています)
オスゲ10号墳「14D-415」の石室は橿原考古学研究所付属博物館の庭に移築され、見学できます
自然石の石材で石棺状の玄室を作り、その前に羨道を取り付けた簡略化された横穴式石室です
全長4.1m、幅1.6m
遺物として鉄釘が見つかっているので、木管が納められていたようです
(羨道の東壁は後補です)
3号墳から、鉄製品(鉄鏃・鉄釘・刀子・針・ヤリガンナ・鑿・辻金具)
5号墳から、須恵器・鉄鏃・鉄釘・銀製耳環
7号墳から、土師器・須恵器・刀子・鉄釘・金銅製耳環・銀製耳環などが見つかっています
★所在地;桜井市高家・山田
★交通;近鉄桜井駅より バスで安倍小学校前下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★問合せ;0744-24-1185(橿原考古学研究所付属博物館)
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來田家住宅離れ
大阪の紙問屋・来田甚太郎さんが建てた別荘です 撮影日;2012.07.13
大正3年の建築です
1階を和風・2階を洋風とした折衷建築
1階は6畳と8畳座敷の2室で、2階は10畳洋間1室とする
2階外部はドイツ壁風の仕上げで、出隅部にコリント式の角柱形を付ける
内部煖炉廻りの精巧な人造石仕上げや漆喰装飾などにも見所がある
一階は床の間のある和風、二階は暖炉のある洋風と珍しい建物で日常に使われている
平成18年に国の登録有形文化財に指定されています
★所在地;生駒郡斑鳩町五百井1-3-26
★交通;JR法隆寺駅下車 徒歩10分
★駐車場;なし
★入場料;見学不可
★問合せ;
参考;やまと建築詩のページ
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竜田御坊山古墳群
竜田神社の裏山で見つかった古墳です 撮影日;2012.07.15
1965年に、宅地造成中に発見された
御坊山は『御廟山』がなまったものとされ、古くから皇族の墓所としての伝承が有ります
斑鳩の古墳では、もっとも新しい時期に作られ、7世紀初期〜中頃の築造です
1号墳は、竪穴式石室状遺構を確認
2号墳は、横穴式石室で、家型石棺の一部が出土しています
3号墳は、径8m・高さ2.5mの円墳で、横口式石槨が見つかりました
3号墳の横口式石槨:花崗岩製で、底石・蓋石・閉塞石の3石からなります
底石は長さ2.78m・中央部の幅1.44m・厚み0.56m
蓋石と組合わせる為、凸基部を作りその上に箱型に刳り抜いた長さ2.75m・1.58m・厚み0.77mの巨石を被せてあります
南側の閉口部はL字型に加工した閉塞石で封じられていました
石槨内部は奥行2.25m・幅0.7m・高さ0.52mの空間です
内部に黒漆塗りの陶棺が納められていました
長さ1.56m・幅0.46m・高さ0.47m
中に身長150cmの成人男子の人骨一体分がほぼ完全な状態で残っていました
副葬品は、琥珀製枕・蓋付きの三彩(緑袖)円面硯・管状のガラス製品などです
3号墳の横口式石槨は、橿原考古学研究所付属博物館の庭に展示されています
博物館内には、内部にあった漆塗陶棺や副葬品が展示されています
★所在地;生駒郡斑鳩町竜田北1丁目
★交通;JR法隆寺駅より バスで竜田神社前下車 徒歩5分
★駐車場;なし
★入場料;古墳の痕跡は有りません
★問合せ;0744-24-1185(橿原考古学研究所付属博物館)
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越塚御門古墳
大田皇女墓である可能性が高いと言われています 撮影日;2012.07.15
2010年に、牽牛子塚古墳の南側に隣接した八角形墳が発見されました
横口式石槨の下部と墓道の敷石が発見されています
埋葬施設は貝吹山周辺で採れる石英閃緑岩を使用した南に開口する刳り貫き式横口式石槨です
天井部と床石の二石からなる構造で、内法長約2.4m・幅約0.9m・高さ約0.6m
「鬼の雪隠」と「鬼の俎板」を組み合わせた姿に似ています
床面には幅約2cmの溝をコの字形に設けてあり、排水溝として彫られたようです
天井部の大半は石取り等で失われていますが、奥壁付近が残存しており、ドーム状を呈していました
側石の底と床石を接する箇所には窪みがあり、石材を接合する際のほぞ穴と考えられます
石槨の前面部には長さ4m以上、幅約1mの墓道が設けられています
墓道は人頭大の川原石を側石として数個積み上げ、その間をバラスで敷き詰めています
墓道の下には、幅40cmの排水溝が造られていました
石室は、幅3m・奥行き3.5m・高さ2.6m
天井石の内部はきれいで、天井石と床石を組み合わせる窪みの穴には、均質な面を得るために施された漆喰が残っていたそうです
★所在地;高市郡明日香村大字越小字塚御門194
★交通;近鉄飛鳥駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★入場料;埋め戻されています
★問合せ;
宮内庁が比定している皇極・斉明天皇陵と大田皇女墓は南西3kmほどの丘陵地に有ります
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安穏寺の五輪塔
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奈良県内の古墳です
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山口古墳(香芝市)
新興住宅地の公園内にあった古墳です
数年前まで石室が露出していました(保護の為埋められたようです)
墳丘もはっきりとしませんが、径10mほどの円墳と考えられています
石室は南南西に開口していました
玄室は奥壁幅2.055m、長さ3.5m、高さ2.05m
奥壁に一枚岩を用い、側壁は左右1.44m以上からドーム状に持ち送りとなっていたようです
玄門部の天井石は落下、玄室天井には長さ3.5m以上、幅2.3m以上の巨石が用いられていました
未調査の為はっきりとしたことはわかっていませんが、築造は7世紀前半と思われます
★所在地;香芝市旭ヶ丘2丁目14 (旭ヶ丘ニュータウン3号公園内)
★交通;JR志都美駅下車 徒歩20分
★駐車場;なし
★問合せ;0745-76-2001(香芝市役所)
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