ササン朝ペルシャのガラス碗が出土した古墳です 撮影日;2012.10.06
東西22m・南北16mの長方形墳「14C-160」
現在は高さが1.5mほどの扁平な墳丘です
築造は5世紀後半頃のようです
埋葬施設は、墳丘の中央に長さ3.1m、幅63〜52cmのコウヤマキの割竹形木棺が埋められていました
木棺の床面には赤色顔料が遺存していました
棺外からは、鉄刀や四神が描かれた漆盤などが、内部からはガラス製の碗・垂飾つき耳飾り・腕輪などが出土、そのいくつかは国の重要文化財にもなっています
特にガラス碗は、ササン朝ペルシャのものと考えられており、シルクロードを通じた東西文化交流をうかがわせる貴重な品です
出土物;円筒埴輪破片1・青銅製熨斗1・漆盤3・滑石製勾玉1・滑石製臼玉361・鏡1、ガラス製碗1・ガラス製皿1・金製方形板1・金製垂飾付耳飾2・金製螺旋状垂飾2、翡翠勾玉4・金製丸(空)玉2・銀製丸(空)玉40・ガラス製粟玉321・ガラス製金箔入り丸玉2、金製腕輪1・銀製腕輪2・金製指輪5・銀製指輪3・ガラス製小玉8・?帯金具1、ガラス製雁木玉2・金製歩揺382・ガラス製丸玉649・鉄刀3
★所在地;橿原市川西町北ノ脇
★交通;近鉄橿原神宮前駅より バスで「川西」下車 徒歩3分
★駐車場;有ります
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-29-5902(橿原市教育委員会 文化財課)