巨石群に刻まれています 撮影日;2013.03.03
数個の巨岩に「梵字仏」「偈文」「飛天像」「五輪塔」などが刻まれています
巨岩の中央に総高約90cm・像高50cmほどの不動明王と脇侍(像高約30cm)二体が刻まれています
右壁面に応永2年(1395)銘が確認されており、室町初期の造立だと考えられています
右側の岩には「南無大師遍照金剛]の銘号と小さな「背光五輪塔」が彫られています
この巨石群は斜面上から、ずり落ちてきたと言われています
密教世界・曼荼羅世界・浄土世界を表出させるもののようです
ほとんどは鎌倉時代前後に彫られたようですが、いくつかは後に彫り添えられたものの様です
「飛天像」は道から見えないところに彫られているようです
西岸の斜面に新四国番外の落合不動明王が祀られています
その脇の岩の割れ目に小さな龍王と刻まれた石が祀られています
★所在地;橋本市隅田町真土
★交通;JR隅田駅下車 徒歩25分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;
真土峠(亦打山)の谷間を流れる落合川の上流川中に有ります
奈良県五條市畑田町と和歌山県橋本市隅田町の境です