古墳の横穴式石室のような施設が有ります 撮影日;2013.04.14
十輪院の魚養塚は朝野宿禰魚養(あさののすくねのなかい)の墳墓と伝わります
本堂の東隣の御影堂脇にある径4m程の小さな塚です
塚の北側に横穴式石室のように開口部があり、奥壁に如来坐像が浮き彫りされています
終末期古墳の横穴式石室のようですが、北に向けて開口するなど古墳の石室を転用したかは不明です
朝野魚養は奈良時代の官人で能書家
吉備真備の長男だとの説が有る人です
延暦6年(787)に正六位上から外従五位下に昇り、翌年播磨大掾・典薬頭に任じられました
書に優れ、大和薬師寺の扁額および同寺所蔵の大般若経33巻(魚養経と称される)は彼の筆と伝えられます
★所在地;奈良市十輪院町27
★交通;近鉄奈良駅下車 徒歩15分
★駐車場;有ります
★入場料;見学自由
★開館時間;入山は4時までに
★問合せ;(十輪院)