大貝ヲマエジリ1号墳の南側の尾根伝いに古墳が並んでいます 撮影日;2013.04.13
一番北に1号墳
径14m・高さ1〜 3mの円墳です
墳丘を横断するように東西方向に浅い窪み(盗掘坑)が有ります
西に開口する横穴式石室が埋没している可能性があるそうです
2号墳は、径22〜 24m・高さ2.5m〜6mの円墳です
地形的制約のため北から西方向にかけての見かけの高さがあります
明治時代に玄室の天井石1石が抜かれた横穴式石室が記録されています
現在は墳丘中央部から南西方向にかけて大きな盗掘坑が有ります
3号墳は、一辺14〜15m・高さ2〜3.5mの方墳です
墳丘の南西側は採土、南東側は道のため破壊されています
墳丘上には盗掘坑は認められず、埋葬施設は木棺直葬と考えられています
4号墳「15D-78」
墳丘は大きく改変され、北から西にかけて墳丘裾部が認められるにすぎません
径18〜19m・高さ4〜5mの円墳に復元できるようです
(南側に手水石が置かれていて、石垣が見られます 神社跡のようです)
墳頂部の南東には浅い盗掘坑が有ります
南西には横穴式石室が開口する盗掘坑が有るようです(ものすごい薮の為、確認できませんでした)
開口部分は羨道部にほど近い玄室部分と推定され、石材は比較的小さなものをやや乱雑気味に積み上げています
盗掘坑の輪郭及び石室の確認規模から、全長は8m程度と考えられます
5号古墳状隆起
円形を呈し、径約8m高さ約lmを測りますが、古墳であるかは確認できていません
中央部から南東方向にかけて盗掘坑が認められます
6号境は尾根南の先端部分に単独で位置する、径18m・高さ1〜3mの円墳です
北側の墳丘背後に幅約4m・延長約12mの掘り割りが認められます
墳頂部は比較的平坦となっており、頂部径は7〜9mを測り浅い窪みが認められます
埋葬施設は不明ですが、木棺直葬の可能性が高いようです
南東側に小さな祠が残されています
★所在地;宇陀市榛原大貝字東谷
★交通;近鉄榛原駅より バスで「比布」下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;