伊那佐山南麓に築かれた古墳です(現在は畑です) 撮影日;2013.04.13
平成元〜2年に調査されています
2号墳「15D-323」は径13m・高4mの円墳
南西に開口する右片袖式横穴式石室があります
羨道部は道路工事で破壊されています
玄室はよく残っていて、長さ3.8m・幅1.8m・現高2.2m
床面に平らな礫石が敷き詰められていました
石室は平安時代に再利用されていたようです
遺物;土師、須恵、黒色土器、瓦器、陶器ほか
築造は7世紀前半
石室は保存されていますが、塞がれていて見ることはできません
現状は、斜面に石材2個露出しています
1号墳は、2号墳の西側に有ります
径16m・高さ3mほどの円墳です
墳丘の背後東側に幅3〜6mの掘割りが確認されています
石室は大半の石が抜き取られていました
右片袖式横穴式石室で、全長8.5m
玄室長4m・幅1.7m、羨道長4.5m・幅1.3m
遺物;土師器・鉄刀子・金環など
6世紀後半の築造とされています
★所在地;宇陀市榛原大貝字ヲマエジリ
★交通;近鉄榛原駅より バスで「比布」下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;