小学校の敷地北側に保存されています 撮影日;2013.11.02
2001年に菟田野小学校建設に伴い、発掘調査されています
豊富な副葬品(鏡・剣・玉等)約180点が出土しました
径20〜25mの円墳(前方後円墳の可能性も有ります)「15D-398」です
埋葬施設は、2基確認されています
1号主体部には、長さ4m・幅1.5mの組合式木棺
2号主体部には、割竹形木棺(長さ約6m・幅約0.8m)が納められていたようです
国産とみられる画文帯神獣鏡一面(直径16cm)・鉄製刀剣七点・槍の穂先とみられるものと鉄斧各一点・碧玉と滑石製の勾玉・管玉・臼玉の玉類約160点などの副葬品が出土
前期古墳に典型的な副葬品がすべてそろい、整った埋葬形式と判明
画文帯神獣鏡が完全な形で見つかったのは宇陀地域で初
大和政権と深く結びついた武人集団の首長墓と見られます
築造は4世紀末〜5世紀初め
西側の丘陵上にも4基ほど円墳が在り、古墳群を形成しているようです
★所在地;宇陀市菟田野古市場672
★交通;近鉄榛原駅より バスで「古市場地蔵の辻」下車 徒歩5分
★駐車場;
★見学;外部者の見学不可(事前に許可必要)
★問合せ;0745-64-2521(菟田野区地域教育事務所)