円い「日」と、欠けた「月」が線で描かれています 撮影日;2013.11.09
吉城川の上流「水谷川」の中に有る幅1m・高さ80cmほどの石です
いつ頃彫られた物かは不明です
以前は星も描かれていて、「月日星磐」とも呼ばれたとする説も有るようです
月の方が少し大きく、少し不自然のように思えます
日食を描いたと考えると、丸いほうが月になりますね
奈良時代、ここには氷を作るための「氷池」と、貯蔵するための「氷室」があったとされます
春日氷室、水屋氷室とも呼ばれたようです
現在国立博物館前にある「氷室神社」はこの氷室のための神社で、もとはこの地にあったと伝えられています
斜面にある石灯籠はその頃の物でしょうか
月日磐のツキヒとは、朝廷に献じる「調(ツキ)の氷(ヒ)」を産出したこの地にあった石彫を、調氷をもじって月日と呼んだものだと言う説も有るようです
★所在地;奈良市春日野町
★交通;近鉄奈良駅より バスで「春日大社本殿前」下車 徒歩10分
★駐車場;スペース有り
★入場料;見学自由 (滑りやすいので注意)
★問合せ;
「左鶯の瀧・右月日磐」の石碑から川へ降りていくと堰の先に見えます
奈良・春日奥山「月日亭」の下の川中です
下流にある「洞楓」の碑(月日亭休憩舎の脇)
この辺りは「洞の紅葉」という紅葉の名所らしいです
遊歩道の反対斜面に、洞の仏頭石が有ります