苧環塚
「おだまきづか」と呼ばれる小さな塚です 撮影日;2013.11.07 三輪山の神婚伝説ゆかりの塚です 活玉依姫(いくたまよりひめ)がおだまきの糸を埋めたとされます 苧環(緒環)とは、糸巻きに麻糸を巻きつけたもので、苧は麻のことだそうです...
View Article芝遺跡
三輪山東麓の扇状地上に立地する遺跡で、弥生時代を通じて営まれた拠点集落です これまで、二十数次の調査が行われ、遺跡の南限は初瀬川の氾濫源におよび、北は現在の巻向川を超えて広がっています 集落内部の構造や環濠の有無はまだよく分かっていません 弥生時代中期の方形周溝墓や、掘立柱建物を描いた絵画土器、弥生時代後期の住居址など、当時の集落の状況を示す重要な遺構・遺物が数多く確認されています...
View Article小川塚西古墳
巻野内石塚古墳の南東150mの所にある古墳です 撮影日;2013.11.07 以前は6世紀頃の径35mほどの円墳と考えられていました 遺跡地図の「11D-498」です 測量調査によって、一辺約41mの方墳に復元できる可能性があるようです 周囲には幅約9〜14mの周濠も巡らされていたようです 墳丘の周りはコブシ大の石が巡らされていて、葺き石が施されていたようです...
View Article茶ノ木塚古墳
ホケノ山古墳の北東80mの所に有ります 撮影日;2013.11.07 (後方に見えるのは、箸墓古墳「大市墓」です) 径約20mの円墳?とされていますが、帆立貝式前方後円墳の可能性も指摘されています 築造は不明ですが、ホケノ山古墳の東側にある堂ノ後古墳と同じ頃と考えてよいと思われます すぐ近くの慶運寺本堂裏には石室(慶運寺裏古墳)が開口していて、見学できます...
View Articleツヅロ塚古墳
茅原大墓古墳の少し北の畑の中に有ります 撮影日;2010.01.17 径30mの円墳とされていましたが、纏向形前方後円墳の可能性が指摘されています 遺跡地図の「11D-515」です (航空写真で見ると、六角形に見えますが・・・) 調査はされていないので、埋葬施設や築造年代も不明です 茅原大墓古墳を盟主墳とする古墳でしょうか すぐ東側にツクロ塚「11D-516」が有ります...
View Article長岳寺の五輪塔群
山門をくぐってすぐ右手へ行くと立派な五輪等が並んでいます 撮影日;2013.11.07 鎌倉時代後期〜南北朝時代の五輪等や宝篋印塔です 中央の最も大きな五輪塔は、鎌倉時代後期の物です 高さ206cmで無地です ★所在地;天理市柳本町508 ★交通;JR柳本駅下車 徒歩18分 ★駐車場;有ります ★入場料;見学自由 ★問合せ;
View Article話し方観音
長岳寺の新四国八十八所の途中に有ります 撮影日;2013.11.07 金井金子郎先生之像と顕彰碑とともに立っています 昭和53年に建てられています 金井金子郎氏は関西言論科学研究所所長だった人です 長岳寺と行燈山古墳「崇神天皇陵」の間に広がる大きな墓地の北側中ほどに有ります ★所在地;天理市柳本町 ★交通;JR柳本駅下車 徒歩15分 ★駐車場;有ります ★入場料;見学自由 ★問合せ;...
View Article長岳寺の大石棺仏
古墳の石材に彫られているそうです 撮影日;2013.11.07 高さ2.4m・幅1.8m・厚さ30cmの板状凝灰岩に光背を彫り込んで、弥勒菩薩像が厚肉彫りされています 鎌倉中期の作です 摩滅もなく、力強さがあり、表情にはほほえみも見られる美しい弥勒さんです 古墳の石棺蓋石とされていますが、竪穴式石槨の天井石との説も有るようです...
View Article長岳寺の石塔
十三重石塔は叡尊の供養塔と伝わります 撮影日;2013.11.07 方丈池の東畔に建っています 鎌倉時代作で、初層軸部に文殊菩薩が彫られている事から、西大寺中興の祖・興正菩薩叡尊の供養塔とも伝えられます 他の面には阿弥陀如来坐像・地蔵菩薩坐像・僧形坐像も彫られています 現在は塔屋根石、不ぞろいな十二層で、高さ約3m 七層目から十層目辺りが歪んでおり、独特の形状を保っています...
View Article月日磐
円い「日」と、欠けた「月」が線で描かれています 撮影日;2013.11.09 吉城川の上流「水谷川」の中に有る幅1m・高さ80cmほどの石です いつ頃彫られた物かは不明です 以前は星も描かれていて、「月日星磐」とも呼ばれたとする説も有るようです 月の方が少し大きく、少し不自然のように思えます 日食を描いたと考えると、丸いほうが月になりますね...
View Article奈良・春日奥山「月日亭」
ミシュランガイドにも掲載されています 撮影日;2013.09.29 春日山原始林のなかに静かに佇んでいます 明治36年に奈良県知事が要人をもてなす施設「迎賓館」として建てられました 天平の昔、吉城川上流の水谷川を利用した氷池が作られていました 厳冬の候、出来た氷を「月日の磐」辺りに在ったとされる氷室に貯え、夏に朝廷へ献上していたそうです その史跡にちなんで名付けられています...
View Articleオガタマノキ(手向山八幡宮境内)
推定樹齢は300年です 撮影日;2013.11.09 手向山神社「東大寺八幡宮」 の本殿に向かって右に有ります 樹高約18m、幹周2.4m オガタマノキは暖地に生育するモクレン科の常緑高木です 花は約3cmで黄色みを帯び、とても良い香りを放つそうです 密に繁る葉は光沢があり、長楕円形で硬いが、ミカドアゲハの幼虫が食べます 昔は「賢木、栄木、さかき」と呼び、神事に用いました...
View Article徳融寺の笠塔婆
鎌倉時代後期の笠塔婆です 撮影日;2013.11.09 高さ115cm・幅40cmで、花崗岩製です 如来立像 (像高78cm)が半肉彫りされています 北面:薬師如来立像、西面:弥勒仏立像、東面:釈迦如来立像、南面:阿弥陀如来立像 もとは、背の高い塔身が有ったようですが、下の部分を欠失しています 両脇に在る宝篋印塔は藤原豊成公と中将姫の供養塔です...
View Article寺口忍海A-5号墳
墳頂に墓石が建っているので、すぐに見つけられます 撮影日;2013.11.16 径18m 、高5mの背の高い古墳です 遺跡地図の「13D-369」です 開口部は羊歯で覆われて分かりづらいですが、南東に開口する横穴式石室(右片袖式)が有ります 羨道は土砂が堆積していて狭いですが、入室可能です 羨道部長約4m 玄室長約8m・幅2m・高さ1.8m(土砂で1mほど埋まっている様子)...
View Article七つ塚古墳群(山町)
横穴式石室が在った古墳が並んでいます 撮影日;2013.11.23 6基の円墳からなる古墳群です(六つ塚とも称されます) 墳丘は残っていますが、いずれの墳丘も大きな盗掘坑があります 横穴式石室があったようです 堂所(どどころ)池の西側から順に1号墳です 現状5基がはっきりと確認できます 堂所の東塚・西塚・東二塚・西二塚・堂所塚という名前もついているようです(どの古墳の名前かは?)...
View Article円照寺山門脇古墳
茶山塚とも称される古墳です 撮影日;2013.11.23 円照寺山門手前の南へ行く細い道を通り、大師堂を過ぎて左手に2基の古墳が有ります 正確には、古墳とは断定されていないようです 1号墳「8B-28」は一辺約12.5m・高さ約1.5mの方墳 墳頂は平らになっていて、盗掘坑のような穴があるそうです 2号墳「8B-29」は径8m・高さ0.7mほどの円墳と考えられています...
View Articleマエ塚古墳
佐紀陵山古墳「日葉酢媛命陵」の北東側、後円部に接する場所に有った巨大円墳です 撮影日;2013.11.24 径50m・高さ7m 幅13m周濠が有り、外堤は幅28m・高さ1.5mという大規模なものだったそうです (現在は、その周濠が道路として跡をとどめるのみです) 墳丘には、円筒埴輪や家形埴輪・形象埴輪が並べられていたようです 昭和40年に住宅開発で消滅する前に発掘調査されています...
View Articleホリノオ古墳群
6基の円墳からなる古墳群です 撮影日;2013.11.30 正確には、石上豊田古墳群ホリノオ支群です ネットでは、ほとんど紹介されていませんが、探索し甲斐のある古墳群だと思います 2号墳「8D-282」は径11mの円墳 墳頂には大きな盗掘坑があり、南に開口する横穴式石室のようです 1号墳「8D-283」は径15mの円墳 2号墳同様墳頂には大きな盗掘坑があります...
View Articleタキハラ1号墳
ゴルフ場の進入路を10mほど進んだ左手に有ります 撮影日;2013.11.30 豊田・石上古墳群タキハラ支群の一基です (遺跡地図の場所とは違うので、正確な古墳名は?) 径13mの背の高い円墳です 南に開口する横穴式石室(片袖式)が在ります 羨道部は破壊され、天井石や奥壁も無くなっています 1号墳からは、金銅製の鈴が出土したそうです...
View Article石神神宮のイチイガシの巨樹
道の中に聳え立っています 撮影日;2013.07.10、11.30 樹高約25m、幹周り4.15m 樹令は、およそ300年と言われています 石上神宮の敷地内を通るこの道は、(北)山の辺の道です 周りの森は往時の植生をよく残していて、イチイガシは照葉樹林の主要構成種げす すぐ近く(塀の内側)にはイチョウの巨樹が有ります...
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