佐紀陵山古墳「日葉酢媛命陵」の北東側、後円部に接する場所に有った巨大円墳です 撮影日;2013.11.24
径50m・高さ7m
幅13m周濠が有り、外堤は幅28m・高さ1.5mという大規模なものだったそうです
(現在は、その周濠が道路として跡をとどめるのみです)
墳丘には、円筒埴輪や家形埴輪・形象埴輪が並べられていたようです
昭和40年に住宅開発で消滅する前に発掘調査されています
墳丘中央部に、南北に主軸を持つ長さ9m・深さ2mの墓壙が検出されました
朱塗りの割竹形木棺(長さ不明、径60cm)が安置されていました
棺の北に接して東西115cm・南北65cmの副室あるいは櫃のような施設もあったそうです
棺内から碧玉製石釧の完形品1・破片9・副室から銅鏡9・石製合子2・石製坩1
棺の外側から、鉄斧・鍬刃先・鉄鎌・直刀・剣形鉄器・刀子など多数の鉄器が検出されています
築造年代は4世紀末〜5世紀初頭です
佐紀陵山古墳「日葉酢媛命陵」の陪冢とする説も有るようです
★所在地;奈良市山陵町字御陵前小字マナ塚373
★交通;近鉄大和西大寺駅下車 徒歩20分
★駐車場;有りません
★見学;消滅しています
★問合せ;