以前から墳丘の半分が崩れ落ちて、斜面から石棺が露出していました
石棺は凝灰岩をくり抜いた構造で、長さ約1m・幅約50cm・高さ約40cmの小型の棺です
横穴式石室の一部も確認され、石棺を横穴式石室に納めた構造が明らかになりました
石棺は内側に朱が塗られていました
町教委は「地域の豪族に仕えた官僚の墓ではないか」と話しています
過去の調査で、石棺内部には人骨の一部があることが確認されています
画像は葛城市歴史博物館のパネルより(2013.06.23撮影)
弥宮池西1号墳は径約18m・高さ約3mの円墳です
6世紀後半〜7世紀初めの築造と考えられています
調査後に転落防止の為埋め戻されています
行ってみました(2013.12.29) ↑↑ 現在の状況です
弥宮池から、急な山道を西南西に昇っていくこと約15分
弥宮池西1号墳↓墳丘に到着
1号分の崩れた斜面の反対(南)側に2号墳の石材↑
★所在地;葛城市太田
★交通;近鉄「磐城駅」駅より バスで「葛城消防署」下車 徒歩40分
★駐車場;なし
★問合せ;
1号墳の50m程先に3号墳が有ります
石材が数個転がっているだけです
弥宮池の南東の小さな公園前に↓登山口が有ります
ほとんど道なりに昇っていくと、根元が曲がった木↑が有ります
この木が見えたら直ぐです