封土は流失していて、石室が露出しています 撮影日;2014.01.11
径18mほどの円墳「103-1」です
天井石は3枚だったようですが、かなり崩壊が進んでいて中央の1枚が落ち込んでいます
そこから入室できます
羨道部は開口していますが、ほぼ破壊されています
横穴式石室の全長は4.6m
幅1.5mほどで、現状の高さ1.2mほど
かなり土砂が流入しています
須恵器・土師器・鉄刀・刀子・鉄鏃・鉄釘・金環・銅環などが出土
6世紀後半の築造と推定されています
向淵いなべ古墳は3基あるそうで、古墳群を形成しています
1号墳からすぐ下に、2号墳が開口しています
1号墳から少し登った所には、大きな石材がいくつも露出している場所が有ります
古墳かどうかは不明です
★所在地;宇陀市室生向渕(いなべ)
★交通;近鉄室生口大野駅より バスで「無山」下車 徒歩15分
★駐車場;なし
★見学;自己責任でお願いします
★問合せ;
行き方がわかりづらいと思います
丘陵の東側は柵が廻っていて進入不能です
丘陵の少し西に、上っていくコンクリートの道が有ります
しばらく登っていくと三叉路に出ます
右手の広場に入っていくと、獣捕獲用の仕掛け(檻)が有ります
そこから急斜面を南東に下りていきます
(かなり危険をともなう場所なので、一人で行くのはやめた方がよいと思います)
すぐに右手に露出した岩が見えます
さらに下っていくと1号墳、さらに下に2号墳が有ります