征夷大将軍坂上田村麻呂の屋敷跡の伝承が有ります 撮影日;2014.03.22
場所は定かでは有りませんが、小字坂ノ山は、最初の征夷大将軍坂上田村麻呂の邸宅があり、小字坂ノ上といわれていたという伝承が今にあります
丘陵の南に高皇産霊神社が祀られ、本殿背後に坂ノ山6号墳と7号墳が有ります
ともに径6〜8m・高さ2.5m程の円墳です
長さ約350m・幅100mの小丘陵で、丘陵上に在った1〜5号墳は消滅しています
遺物は大小2種類の釵子(さいし、カンザシ)とU字型鍬先や鎌の刃などのミニチュア農具等が出土しました
大型の釵子は髪結いに、小型の釵子は装飾に用いられた渡来系の遺物です
釵子は奈良県においては、13個所の古墳で出土例が有ります
被葬者は東漢氏でしょうか
北から見た坂ノ山丘陵↑↑ 南から見た坂ノ山丘陵↑↑
★所在地;高市郡高取町大字観覚寺小字坂ノ山(坂ノ上ともいう)
★交通;近鉄壺阪山駅下車 徒歩5分
★駐車場;なし
★見学;見学可 (私有地です)
★問合せ;