高取での戦いの時に大砲が据えられた役場の敷地内に「天誅組 鳥ヶ峰古戦場」 の記念碑が有ります
撮影日;2014.03.22
文久3年(1863)8月17日、五條代官所を襲撃した天誅組約1000名は、高取城を攻撃するために進軍
迎える高取藩守備隊約150名は、8月26日にこの地にて、大坂城冬の陣で使われたという高取藩の歴史物の大砲「権現砲」を放ち、天誅組を敗走させた
天誅組は、文久3年(1863)に尊皇攘夷派の土佐藩出身の志士・吉村寅太郎らが公家の中山忠光を擁して挙兵し、8月17日に五條代官所を襲撃
同25日に高取へ向けて出撃し、26日に高取の森あたり(町立のリベルテホールや高取中学校の周辺)で迎え撃つ200名ほどの高取藩士と戦う
高取藩は今の町役場がある鳥ヶ峰という丘の上に大砲四門を据えて天誅組を攻撃、 天誅組は一度敗走
夜には吉村寅太郎率いる別働隊が夜襲を企てて薩摩まで進軍し、警戒していた高取藩士と薩摩の木の辻というあたりでふたたび戦うが、吉村寅太郎が味方の鉄砲玉に当たって負傷し、旧大塔村の天辻に置いていた本陣へと敗走
その後、天誅組は吉野山中を転戦、敗走し、9月24日に東吉野村の鷲家口での戦いで吉村寅太郎以下16名が討ち死にし、事件は終結した
町立リベルテホールには大砲「ブリキトース砲」の復元模型が有ります
★所在地;高市郡高取町観覚寺990-1(高取町役場前)
★交通;近鉄壺阪山駅下車 徒歩3分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;0744-52-3334(高取町役場)