3基の古墳からなります 撮影日;2014.03.27
1号墳は全長は50mの前方後円墳です
後円部の径24m・高さ4〜7m、前方部の最大幅は20m・高さ5m
前方部は、薮に覆われていてよく見えません
後円部中央にある埋葬施設は、右片袖型横穴式石室で箱形石棺が残っています
石室全長は7.7m
玄室長4.09m・幅2.21m・高さ2.88m
羨道長3.61m・幅1.48m・高さ0.71m
出土遺物は、金銅装環頭大刀・鉄槍・鉄鏃・須恵器・土師器など
築造は6世紀後半と考えられています
2号墳は径17.7m・高さ約3.5mの円墳です
1号墳のすぐ東側に有ります
墳頂が陥没していて、玄室は埋まっています
開口部もわずかで、入室は不可能です
石室規模は1号墳よりも少し大きいとされています
この古墳にも箱式石棺が有ったようです
3号墳は、2号墳の南東に在る径12mほどの円墳です
2号墳から少し下って行きます
墳頂に陥没坑が有ります
横穴式石室が在ったと思われますが、石材はほとんど認められません
★所在地;宇陀市菟田野稲戸
★交通;近鉄榛原駅より バスで「古市場地蔵の辻」下車 徒歩25分
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;
再訪しました(以前の記事;菟田野不動塚1・2号墳)
相変わらず、たどり付くのがたいへんです
行き方;稲戸八坂神社から東へ350mほど行くと、三叉路に駐車スペースが有ります
その先に↓、不動塚古墳への矢印が見えます
途中までは楽チンですが、獣捕獲用の檻から先が大変です
笹薮に覆われ、道が見えません
何とか笹薮を掻き分けて行くと、左向きの矢印が有りますが、進めません
(看板立てるなら、整備していただきたいです)
矢印と反対方向へ進むと、丘陵の南斜面へ出ます
ピンクのテープが見えたら、斜面上に1号墳の開口部を示す看板が見えます