旧国道25号を見下ろす高台に立つ大杉です 撮影日;2014.04.19
樹齢500年以上
幹周目通り6m、樹高27m
伊賀市(旧上野市)指定天然記念物 (S47年4月27日指定)
医王院薬師寺の境内ですが、かつては鎮守八幡社の境内でした
(明治初年の神仏分離令によって、八幡社は黒滝神社に合祀されています)
大正13年の落雷で樹勢を損ね、近年になって大枝が落下
以前より、姿が悪くなったそうです(一部幹が白化しています)
案内板には、八幡杉の霊験について、2つの逸話が記されています
その一;徳川末期、薬師寺で伝法潅頂が行われたとき、これを慶賀するため、大杉のてっぺんに五色の吹き流しを取り付けた
当初、吹き流しは風になびいていたが、4〜5日経つと、なびかなくなった
潅頂法要が終わって、吹き流しを下ろしてみると、それが縦横無尽に結ばれていた
その結ばれ方が複雑で、とても人の業とは思えなかった
これは神が結願の印として与えたのだろうということで、今も宝物として大切に保管している
その二;ある日、大杉の梢に、見たこともなく美しい生き物を見つけた
鳥とも獣とも判断がつかなかったが、ある村人が銃口を向けて撃ち落とそうとしたところ、突然、銃が折れた
その村人は深く感じて、その後二度と銃を持つことはなかったという
根元横に「常盤御前の供養塔」が有ります
高さ1mほどの五輪塔です
★所在地;伊賀市治田5083 (薬師寺境内)
★交通;近鉄上野市駅より バスで治田下車 徒歩すぐ
★駐車場;有ります
★見学;自由
★問合せ;
山添村との境から1kmほどの所です