弘法大師(あるいは狩野法眼、または巨勢金岡とも)がこの景勝を描こうとしたが
岩が動いてうまく描けないので、嘆いて筆を捨てたと伝わります
今でも村人はこの岩を崇め、通る時は必ず礼をするという風で、子供がここに上がることも固く戒めているとか
大淀町と五條市の境付近、吉野川の流れの中にある奇岩です
大小の奇岩を水に浮かべたような様が面白く、岩の上から眺めるとそれらの岩が水の流れに逆らって動いているようにも見えるそうです
筆捨て岩の少し上流には、長岩といって、馬の背のような岩が100mほど続いています
筆捨て岩は、上が平面になっていて人の足跡が残っているそうです
今ではどの岩が「筆捨て岩」なのかはっきりしません
吉野側の流れに岩は削られ、様変わりしてきているようです
★所在地;五條市八田町
★交通;近鉄下市口駅下車 徒歩40分
★駐車場;有りません
★見学;自由(どこから川原に降りるのでしょう?)
★問合せ;
撮影日;2014.07.27