香芝市では珍しい磨崖仏です 撮影日;2014.09.07
旧太子道の脇に、高さ約1.6m・幅約2.3mの安山岩の巨石があります
その向かって右側に宝珠と錫杖を持つ地蔵石仏が彫られています
天文17年(1548)銘の地蔵磨崖仏で、像高54cm
『玉祐逆修(右)天文十七戊申年九月四日(左)』の銘文が有ります
「玉祐」という人がこの像を刻み、仏事を修法して自分の冥福を祈る生前供養を行ったものと考えられます
巨石前に「天和三年(1683) 釈栄西 亥十二月五日」の墓碑が立てかけてあります
かつての太子道は現在も断片的に残っており、ここもその一部です
★所在地;香芝市穴虫
★交通;近鉄二上山駅下車 徒歩20分
国道165号線の穴虫から県道703号線(香芝太子線)に入ってすぐ右の丘陵中腹に有ります
★駐車場;なし
★見学;自由 (登るのは少したいへんです)
★問合せ;