石段を150段登った、高所に築かれています 撮影日;2014.09.28
二段石積みの円墳です
下段は径4m・高さ1.1m、上段径2.3m・高さ77cm
墳上に五輪塔が立っていました(現在は地輪だけ残っています)
南面に「上人長保五年(1003) 六月九日」、西面に「慶長七年(1602)十一月九日」と有ります
増賀上人は、橘恒平の子で比叡山から多武峰に来て87歳(1003年)で没しました
名聞を嫌い、奇行が多買ったと伝えられます
応和3年(963)に如覚の勧めで入山、以後40年間入滅まで隠棲
開山の定恵にたいして、中興の祖と仰がれます
ここは、妙楽寺奥の院「紫蓋寺」跡です
明治の廃仏毀釈まで念仏常行堂・地蔵堂・鐘楼・僧坊等が並んでいました
進入路に「大西良慶和上生誕の地」碑が建てられています
その奥には「増賀上人入寂場」と刻まれた石碑が有ります
石段手前に石仏などが並んでいます
地蔵石仏は弘治4年(1558)、阿弥陀石仏は天正11年(1583)の刻銘が有ります
★所在地;桜井市北山
★交通;近鉄桜井駅より バスで談山神社下車 徒歩20分
★駐車場;スペース有り
★見学;自由
★問合せ;