現地は、太陽光パネルが設置されているようです(太陽光発電)
パネルの下に現状保存されている?
1号墳「9D-02」は、径17m の円墳です
東に開口する横穴式石室が有りました
石室長さ約9mで、縦長の特徴を持ちます
玄室奥壁の幅1.4m・高さ2.5mで、花崗岩の自然石を利用して築かれていました
羨道部から、榛原石の板石が立てかけられた状態で見つかっており、箱式石棺が有ったと思われます
遺物:土師、須恵、耳環、鉄鏃、砥石、刀子
6世紀後半の築造
出土の須恵器(橿原考古学研究所提供)
器体が球形で、フラスコ形長頸瓶と呼ばれています
東海地方で焼かれたものと思われ、東海地方との交流がわかる遺物です
石室の入口を閉める際にほかの土器と一緒に儀礼に使われたようです
隣接してある2号墳は、1号墳の墳丘北側に重なるように築かれていました
東西11m・南北8mの円墳です
横穴式石室は全長約6m。玄室幅約1.4m・高さ2m
遺物:土師、須恵、耳環
★所在地;奈良市針町 ⇒MAP
★交通;名阪国道「一本松IC」下車 徒歩5分
★駐車場;有りません
★見学; 不可 (消滅か?)
★問合せ;